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【AFCチャンピオンズリーグ2012 F東京 vs 蔚山】ランコポポヴィッチ監督(F東京)記者会見コメント(12.03.20)

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●ランコポポヴィッチ監督(F東京):
「コンニチハ。まず心を落ち着かせなければいけないと思っています。今日は結果、内容に怒っているわけじゃない。ある選手、何人かの選手は、試合が終わる前から終わったと思っていた選手がいた。このまま10試合ぐらい当然のように勝てると思っていた選手がいたことに怒っています。相手も、素晴らしいチームでした。前半は守備を固めて、インターセプトしてカウンターという戦術を取ってきました。後半は、自分たちのリズムで出来たと思っていますが、単純なロングボールから放り込まれて2失点してしまった。その時間帯で3点目はいつ入るんだというぐらいボールを握ってボールを動かして自分たちのサッカーができていた時間帯でした。それなのに、あまりにも簡単な形で失点してしまったことは残念です。ただ、アジアのトップレベルのチームに、試合をコントロールできたという点では満足しています。ただ、私たちには、90分間で勝ちきるという経験が我々には足りなかったと思います。他の内容、結果に関しては、私はポジティブに捉えていますけどね」

Q:1−1はオフサイドだったかもしれないが、2点目は完全に選手が寝ていた。どうしてそのようなことが起こったのでしょうか?
「サッカーの世界ではそれはよくあることです。もっとクオリティが高い選手を揃えていたとしても、こういった状況は起こりえる。それはなぜ起こったかというと、やはり隙を見せてしまった、油断してしまった、それに尽きると思います。特に、試合が終わっていないのに、勝ったと思っている選手がいたように見えました。その点で隙を見せてしまった。それに関して私は納得がいかない。結果に関してはポジティブに受け入れているが、勝つことを信じて戦いきれなかったことが非常に残念です。1失点目に関しては私も第4審判にオフサイド(かどうか)を確認した。ただし今日の『敗戦』は、レフリーが原因ではない。自分たちの責任だということは確実に言えます。私は『負けた』という表現を使いましたが、今日は負けたような気分だ」

Q:今日の梶山選手はどうご覧になりましたか?力を出し切れなかったのでは?
「カジ一人がどうこうではないよ。チームで戦っている以上、全員に言えることだが、私は常にピッチで出し切ることを求めたい。彼にキャプテンマークを渡しているということは、それだけの期待を寄せていること。その姿勢をピッチで示して欲しい。私たちは、まだ相手に得点をプレゼントしてからひっくり返せるようなレベルのチームではない。最初から前半から自分たちのサッカーが出来るようにしていきたいと思っています」

Q:米本選手を交代させた意図は?
「1年間のブランクから復帰して先発で出場したのはこの試合が初めてだからです。彼に起こったこと、大けが、プライベートな身内の不幸も起こった。それを乗り越えてピッチに立てたことは、みんなで祝福しなければいけないと思っています。彼にとってはここからが新たなスタートだと思っています。ブランクがあったことを踏まえれば、彼の現時点の力にはもちろん満足しているが、彼本来の力から関して言えば、まだまだ戻ってきていない。すべてができるわけじゃない。ここからさらに上がっていくために、徐々にでも取り組んで欲しいと思っています」

Q:長谷川アーリアジャスールを入れた理由は?
「それを選ぶ権利は私にある。皆さんに、誰を使わなければいけないと尋ねる理由もないので私だけの秘密にさせておいてください……それは、冗談だよ。彼を入れて単純に、前にボールを運びたかった。その点では、上手くいった。流れもスムーズになったと思う。ヨネに関してはリスクを冒さずに、シンプルに、ミスを犯さないようにする、慎重なプレーが目立ったと思います。その点、彼はチームのために自分ができるプレーをやってくれたと思っています。アーリアに関しては、ヨネよりも前に絡んで、パスを前に配給する仕事をしっかりとやってくれたと思っています」

Q:アグレッシブ、攻撃的というイメージが、ポポヴィッチ率いるFC東京にはあるが、今日に関してはカップファイナルのような慎重な印象を受けました。その点に関してと、最後はそれが奏功したと思うがどのような評価をしていますか?
「土曜日に名古屋と対戦して、その前にもタイトな日程をこなしてきた。疲労の溜まった選手を休ませなければいけなかった。そこも今日の戦い方に関わってきました。ただ、私が大切にしているのは、選手たちが頭の中を整理して試合に臨むことが重要だった。というのも、フィジカルの疲れよりも、頭の疲れのほうが怖い。頭が疲れていると、体は動いてくれない。逆に体が疲れていても、頭がしっかりと整理していれば体は動いてくれます。それを始動日当初から選手たちにずっと言ってきました。その点を今日は見たかった。最初のプランどおり、私が予想した通り、相手は守って我々のクサビへのパスを奪ってカウンターというサッカーを徹底してきた。試合前、選手たちにも粘り強く戦おうと伝えていました。必ず走り勝つのは我々だから、ボールを動かすことで相手を走らせて足が止まったところで仕留めるという話をしていました。そして運動量では負けないという自信もありました。今日は、まさに、そういう展開になったとは思う。試合を振り返ってみると、内容は悲観しなくてもいいし、ファン、サポーターの皆さんに喜んでいただける試合もできたと思っています。大切なのは継続すること、そして質を上げていくことです。今日のような勝ちゲームを、これから相手にプレゼントしないようにしたいと思っています。ありがとうございました」

以上
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