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【J2:第2節 京都 vs 千葉】千葉側プレビュー:昨季は2敗と千葉が苦杯をなめさせられた京都は今季の優勝候補筆頭株。守備は駆け引き&攻撃はサイドの攻防の2つを制し、連勝で波に乗りたい。(12.03.11)

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☆京都側プレビューはこちら

千葉は今季の開幕戦で、リーグ戦(J1リーグのみ)の対戦成績は2敗だった山形に2−0で勝った。そして、今季の初アウェイゲームで対戦するのは、J1リーグ戦での通算対戦成績は千葉の13勝1分6敗と有利だったものの、J2リーグで対戦した昨季は2敗を喫した京都だ。さらに、昨季の千葉はホームゲームでは10勝6分3敗だったのに対して、アウェイゲームは6勝4分9敗と勝率が悪かった。昨季のJ2リーグ戦は千葉(6位)よりも下位だった京都(7位)だが、シーズン後半は調子を上げて天皇杯では準優勝し、今季は優勝候補筆頭株。だが、開幕戦は湘南に1−2と逆転負けして、今節は意気込みも相当なものだろう。その相手に対して、今季はチーム戦術もメンバーも大きく変わって新しく生まれ変わった千葉が、昨季の不利なデータを覆してきっちり勝てるか注目だ。

今季の千葉は、ディフェンスラインを高く保ち、前線から最終ラインまでコンパクトにした中で、前からプレッシャーをかけてボールを奪う守備に取り組んでいる。開幕戦では中盤で山形の攻撃の芽を摘んではいたが、高めに位置を取る千葉のサイドバック(特に左サイドバックのDF武田英二郎)の裏のスペースを相手に狙われやすかった。京都はテクニックに優れた選手が多く、昨季の対戦では千葉が京都のパスワークやドリブル突破に翻弄されたうえに、ディフェンスラインの裏への飛び出しで京都に得点機を作られていた。今節では千葉が京都のパスワークを寸断し、バイタルエリアで仕掛けてくるドリブルをファウルせずに止めることができるかがカギとなる。また、京都が千葉のディフェンスラインの背後のスペースを狙ってくるのに対して、的確なラインコントロールでオフサイドをとるなど京都の選手との駆け引きに勝つことも重要だ。

そして、攻撃では相手のプレスをうまくかいくぐって得点機を作るような組み立てができるかがポイントになる。開幕戦では試合後に木山隆之監督も選手たちも『距離感』の問題を口にしていた。適切なサポートができる距離でありながら、千葉の選手が密集しすぎて手詰まりになってしまわない距離感で、速く正確にボールを動かしたい。また、開幕戦でのFW藤田祥史の2得点はFW深井正樹や武田の左サイドの突破から生まれているし、試合開始早々の藤田のシュートシーンは右サイドバックのDF坂本將貴のクロスからだった。相手の守備意識をサイドに引き付け、ゴール前でフィニッシュを狙う形は、対京都でも有効のはず。もちろん、サイドの攻防だけでは相手に対策を講じられてしまうだけに、サイドチェンジや中央に当てて外などのバリエーションで京都守備陣に揺さぶりをかけたい。

試合の翌日の3月12日はキャプテンのMF佐藤勇人の30歳の誕生日。佐藤勇は2008年からの2シーズンは京都に在籍してキャプテンも務めただけに、京都戦には格別の思いがある。千葉の勝利で、いや佐藤勇が自らの得点で勝利に導いて前祝いをしてほしい。

以上

2012.03.10 Reported by 赤沼圭子
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