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【J1:第1節 鳥栖 vs C大阪】鳥栖側プレビュー:「限界を超えた戦い」で初のJ1ディヴィジョンに挑む鳥栖。強力な攻撃力を持つC大阪を迎え撃つ(12.03.09)

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C大阪側プレビューはこちら

やっと、その日がやってきた。
2011年12月3日の試合終了のホイスッルが鳴った瞬間からこの日が来るのは確定していたとはいえ、とても長く感じた人が多かっただろう。クラブの有史以来、初めてのJ1でキックオフの合図を待つことになる。
ピッチに立つ選手の高揚感は、計り知れないほど高いだろう。同様に、私たち鳥栖を愛する者も鳥栖を支える関係者たちも、選手同様の興奮を覚えている。2012年3月10日は、新しい鳥栖の歴史の始まりでもある。

その鳥栖の相手は、新監督を迎えたC大阪。昨季は、リーグトップクラスの攻撃力を誇ったチームである。開幕直前(Jリーグカンファレンス)では、「チームの仕上がり具合は良い」とセルジオ ソアレス監督は語っていた。攻撃だけでなく、守備のトレーニングにも時間を割いているとの情報もあるので、昨季よりも攻守バランスの良いチームになっているに違いない。

歴史的な試合となる鳥栖は、なんとしても結果を出して有史に残しておきたい。
鳥栖も昨季以上の攻撃力を持ったことは確かである。エースのFW豊田陽平は、キャンプ中からキレのよい動きを見せていた。昨季以上に守備でも攻撃でもボールに絡むことは間違いない。その豊田にボールを供給するトップ下の両サイドには、若くて攻撃的な選手が入りそうだ。左MFに金民友、右サイドには水沼宏太である。その水沼は、「鳥栖の選手として、J1で戦えるのはとても楽しみ。今まで横浜FMでの出場経験(29試合)はあるけれど、途中出場だった。新たな気持ちでがんばります」とはやる気持ちを正直に語ってくれた。その水沼に対して、尹晶煥監督は「持ち味である攻撃的なところを積極的に出して欲しい」とアドバイスを与えたそうだ。金民友も「開幕戦でチームが勝ち、自分もゴールに絡めることが目標」と口にした。スピードと精度の良いクロスを持った2人のサイドアタッカーに注目しておきたい、

守備面でも、昨季からの大きな変動はない。GK赤星拓を中心に、センターバックの呂成海、サイドDFに磯崎敬太と丹羽竜平と連携のとれたところを見せていた。GK赤星は、「甘くはないことは分っているが、勝っていいスタートを切りたい」と気を引き締めていた。開幕直前でのセンターバック木谷公亮のケガは、チームにとっても本人にとってもとても痛いものだが、高さとスピードのあるキム クナン、強さと経験を持つ小林久晃のどちらかが、木谷の穴を埋めてくれるに違いない。昨季同様の連携が取れれば、攻撃力のあるC大阪と言えど簡単には点を取ることができないだろう。時間の経過とともに焦るのは、J1の先輩でもあるC大阪の方だろうから、なんとしても先制点だけは許してはならない。鳥栖らしく、全員攻撃・全員守備で試合を運んで欲しい。そうすると、鳥栖の有史に新しい記録が残されるに違いない。

小さな街の小さなクラブが、大きな戦いの舞台に上がる。しかし、何も怖れることはないし、心配も要らない。それは、終了のホイッスルがなるまで、結果は誰にも分らないのだから。結果は求めるだけでは得ることができない。共に励ましあい、助け合い、苦難を乗り越えてこそ結果を得ることができる。選手はピッチを走り、サポーターはそれを後押しする。たった一つのボールをゴールに運ぶために…。そこにサッカーの面白さがある。
サッカーは、夢と感動が濃縮されたドラマである。

以上

2012.03.09 Reported by サカクラゲン
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