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【J2日記】千葉:何でも勉強&記念ゴール(12.03.08)

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(C)赤沼圭子

1月15日のシーズンスタートイベントの餅つきで、餅をつく役の深井正樹選手にマイクを向ける斎藤大輔さん

(C)赤沼圭子

1月15日のシーズンスタートイベントの選手インタビューで司会&インタビュアーを務め、岡本昌弘選手(左)と竹内彬選手(中央)に質問する斎藤大輔さん(右)

千葉県教育会館で千葉の新体制発表会とサポーターコミュニケーションが行なわれた、1月14日のことだ。
大ホールでの新体制発表会の取材後、別室での木山隆之監督&新加入選手の囲み取材を終え、サポーターコミュニケーションが行われている大ホールに戻って忘れ物を回収し、ロビーに戻った途端「赤沼さん」と声をかけられた。振り向くと、そこにいたのは、2002年シーズンの5月途中から2009年シーズンまで千葉(市原時代を含む)に在籍し、2009年シーズン限りで現役を引退した斎藤大輔さんだった。
斎藤さんは2010年シーズンから千葉のアカデミーでコーチを務め、2011年シーズンはJFL所属のジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ(ジェフリザーブズ=2011年シーズンで活動終了)のコーチだったが、「今シーズンから、ここで仕事をすることになりました。改めてよろしくお願いします」と言って筆者に差し出した名刺に書かれた部署は「企画・地域」だった。

斎藤さんは、2003年シーズンから2006年シーズン7月まで千葉を率いたイビチャ・オシム監督の指導を受け、「オシムさんから学んだことを生かしたい」と指導者を目指してきた。それだけに、指導の現場を離れることに思わず「でも、指導者の勉強をしていたのに…」と言ってしまうと、斎藤さんは笑顔で「いや、何でも勉強ですから。千葉のホームゲームのイベントとかでも仕事をしますから、よろしくお願いします」と言った。

だが、J2リーグ戦の千葉のホームゲームを待つまでもなく、翌日(1月15日)のシーズンスタートのイベントから斎藤さんは大活躍だった。木山監督や選手の餅つき、選手のミニインタビューで司会を担当。G大阪在籍時にチームメイトだった木山監督をつい「木山選手」と呼んでしまったり、餅をつく選手に掛け声代わりの自分の目標をいくつも言わせたりして「大さん、無茶ぶりしすぎ」と突っ込まれていた。
その後、2月19日のサポーターズフェスタ、2月26日のちばぎんカップ、そしてもちろん3月11日のJ2リーグ開幕戦でも仕事中の斎藤さんの姿を見かけた。
J2リーグ開幕戦では試合終了後に仕事を終えた筆者が記者室前の廊下に出ると、ほうきを持つ斎藤さんにバッタリ。疲れているだろうに「これから掃除ですよ」と言った斎藤さんは、やっぱりいつもの大さんスマイルだった。

斎藤さんの心優しい人柄は、彼が在籍したクラブのサポーターならばよくご存じと思うが、エピソードを1つ紹介させていただきたい。斎藤さんは現役ラストゲームの2009年J1リーグ戦最終節の終了後、筆者がミックスゾーンで話を聞いたあとに改めて挨拶をすると、「僕は赤沼さんが書いてくれる文章が本当に好きでした。いつもすごくよく書いてくれていたので」と言ってくださったほど記者にも心優しく気遣いをしてくださるし、いつも真摯に取材対応をしてくださる選手だった。ホームゲームを盛り上げたり、クラブとサポーターの結びつきを強めたりするための裏方の仕事を経験されることで、現場一筋の指導者よりももっといろいろなことを考えて気遣いができる、とても素敵な指導者になられるはずだ。

現在、J2リーグでは残り28ゴールとなった通算10000ゴールに注目が集まっている。第1節では32ゴールが誕生しており、第2節の試合開始時間を考えると17時30分キックオフ予定の京都戦に臨む千葉の選手に大きな期待がかかる。第1節では2得点の藤田祥史選手やキレのある動きを見せた深井正樹選手、そして直接FKでもゴールを狙える兵働昭弘選手や伊藤大介選手にも十分チャンスがある。だが、斎藤大輔さんがJ1リーグの9000ゴールを決めているように、DFにもチャンスがある。千葉には竹内彬選手や山口智選手など得点力の高いDFもいるだけに、第2節の試合日(3月11日)がとても楽しみだ。

以上

2012.03.08 Reported by 赤沼圭子
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