3月4日（日） 2012 J2リーグ戦 第1節
千葉 2 - 0 山形　（15:34／フクアリ／11,479人）
得点者：46' 藤田祥史（千葉）、69' 藤田祥史（千葉）
スカパー！再放送 Ch181 3/5（月）後04:30〜
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●奥野僚右監督（山形）：

「自分から話し始めればいいんですかね？　
今日は開幕戦、アウェイで戦ったわけですけども勝点３を自分たちで奪えなかった。その部分は非常に残念ですが、次につながっていくんじゃないかなと思います。それが今の感想ですね。ですから自分たちがやっていかなければいけないことも、これから一つひとつクリアしていきたいなと思います」

Ｑ：今後やっていかなければいけないという言葉がありましたが、今日の試合で見えた課題の中で大きなもの、０−２で敗れた敗因というのはどんなところでしょうか？
「敗因というのは相手の動きが素晴らしかったと。その一言に尽きますね。それに対して自分たちが対応する形になっていったわけですが、その対応に時間がかかった、手間取ったというところ。結局は相手が素晴らしかったなというところが全てだと思いますね。ですから、自分たちもそういった相手に対しても早い段階で修正して、自分たちのリズムを作っていかないといけない。そういう相手に対してどう修正していくかというのはチームとしてやっていかないといけない問題であって、個人ではなくチームとして取り組むべきグループでの課題ですね。ですから、今までキャンプに入ってチーム始動から一つずつ積み重ねてきたわけですけども、今日の試合でも一つの積み重ねができたんじゃないかなと。それを継続していくことがこれから先、自分たちが戦っていく上で大事なことじゃないかなと今日は思っています」

Ｑ：後半に入って船山選手のポジションを変えたと思うんですが、後半直後の失点になってしまいました。あの失点が大きかったと思いますが。
「相手が素晴らしいと同時に自分たちに何かできることはなかったかなという部分を、また、これから検証していって次へつなげていかなければいけないというふうに思っています」

Ｑ：後半にポジションを変えた意図は？
「相手のFWに入るボールとボランチの部分で多少、自由を与えてしまったと。そういうところを少なくしていきたいということで多少、守備の形が変わりましたね」

Ｑ：Ｊリーグで初めて指揮を獲られた感想と、手応えがあれば教えてください。
「初めてＪリーグで采配を振るったわけですけども、非常に、この結果に対してこんなことを言うのも矛盾している部分があると思うんですが、落ち着いた状態でゲームを見ていられたなと。采配云々に関して言いますと、外から見ていていただいている記者の方たちの評価になってくるんですけども、今、自分が考えている中での手を打っていった。そして、手応えというのはＪ２リーグ戦が始まったということですね。リーグ戦が始まったというところの手応え自体は大きく感じています。これからキャンプが終わって山形に一度戻るわけですが、自分たちがまた再び、良いリズムで戦えるように一つずつ、一日一日を過ごしていきたいなと思っています」

Ｑ：相手の動きが素晴らしかったということですが、どのような点で素晴らしかったのでしょうか？
「そうですね。皮肉になりますけども、自分たちが目指す『連』、連動であったり、連係の部分というのが、相手の方が上回っていた部分が多かったですね。それは１つのボールが動いた時に、他の選手の動きが連動性というものをとても感じられました。逆に、そういうところに対して自分たちのチームがアクションではなくリアクション、反応するような形になってしまったのが少し残念な部分でしたね」

Ｑ：前半と後半で相手の攻撃で何か違いはありましたか？
「失点のシーンというのは何かしら対応できた可能性はあるわけですね。でも、その失点に至る過程というものを大事にしないといけないですし、それまでの試合の流れも含めて検証していかないといけない。ただ、そこの部分を切り取る必要は全くなく、僕の考え方としては前半多少、自分たちの攻撃というものは裏へのボール配球に単調になっていた。それを悪いと捉えるのではなくて、そういう狙いを選手たちがやってくれたことによって、後半はまたワイドに起点を作ったり、足元に起点を作ることによって相手がやりにくくなるんじゃないかなとイメージはしていたんですが、そういう部分をうまく利用できなかった自分たちですね。自分たち含め自分の采配ですね」

Ｑ：サポーターに一言いただけますでしょうか
「たいへん多くの方がモンテディオ（山形）の試合を楽しみにしてくださって、今日も多くの方が駆け付けてくれました。当然、ニュースで僕も拝見しているわけですが、これから自分たちが戻って練習する練習場などもサポーターの皆さんが一生懸命、雪をかいてくださった。そういったものを背負いながら戦っていくわけですけども、そういう後押しを今日は自分たちが勝利に生かせなかったという部分を非常に歯がゆく思います。歯がゆい部分は歯がゆい部分として、これから本当にまた共にサポーターの皆さんと戦って喜んでいけるようなチームにしていきたいなと思います。今日は本当にうれしかったです。たくさんの声援をいただいて」

以上