今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【キャンプレポート2012:大分】2月18日(土):新戦力、新システムに手応え。今季のチーム作りは佳境へ。(12.02.19)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
大分:目標8240席!シーズンシート発売中!
2012シーズンもスカパー!はJ1・J2リーグ戦を全試合放送!
----------
今季大分に加わった新戦力のうち、18日の福岡とのトレーニングマッチで“先発候補”となる1、2本目に出場したのは5人。うち、村井慎二、石神直哉、キム・チャンフンは先発出場を果たした。J1昇格を目標に補強を行った今季、田坂和昭監督の頭のなかでも、彼らはすでに重要な存在として位置づけられていることは間違いない。

これまでのトレーニングマッチで評価を高めたのは村井慎二だ。「チームに足りなかった経験を個で補える選手」(柳田伸明強化育成部長)として獲得した村井は、単調になりがちな攻撃に間を作り、安定感のあるプレーでボールの落ち着きどころとなる。福岡戦ではキープ力とボールを前に運ぶ推進力を駆使し、中盤にタメをつくった。「村井さんに安心して預けられるのは大きい」と三平和司が言うように、ボールを動かして攻撃できたのは村井の存在があったからこそ。ボランチでコンビを組んだ宮沢正史は「技術が高くボールを失わない。(パスの)出しどころがふたつになる」と、新たなパートナーとの連係に手応えを口にする。パスの精度や位置取りの良さなどバランス感覚に優れ、重要な存在となってきそうだ。

最終ラインに入った石神、キム・チャンフンは、守備力の高さで能力の一端を垣間見せた。互いにハイボールに対して高さを生かし確実にクリア。持ち味の攻撃力では、福岡の引きが早く果敢なオーバーラップの見せ場はなかったが、豊富な運動量で攻撃に顔を出した積極性は、今季のひとつの武器となりそうだ。

途中出場となった上福元直人はそつなくゴールマウスを守り、木島悠は攻撃的なシステムに変更するためのスイッチとなった。1点リードされた場面で登場した木島は、ファーストディフェンダーとしてボールを追い、チームのカンフル剤の役割を果たした。「新たに入った選手は大分の戦い方を理解しているし、チャレンジしようとする気持ちがある」と田坂監督は評価した。選手のコンディションによってメンバーを代える指揮官にとって、組み合わせの選択肢が増え、ポジション争いにより個々のレベルが上がることを歓迎している。

新システムの“2バック”については、「まだまだ浸透していないが、トレーニングの成果は出ている」と、前向きなコメントを残した。昨季は12勝14分12敗。負け数は3位の札幌と変わらない。いかに引き分けを勝利に変換できるかがポイントとなる。「勝点3を取るためのシステム」と説明した指揮官の頭には「引き分け狙い」の考えはない。残り2週間で新システムの成熟度を上げ、ホーム開幕に挑む。

以上
----------
2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京

※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中!詳細は【こちら】

2012.02.19 Reported by 柚野真也
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/11/29(金) 13:00 【最後の一枠を勝ち取るクラブは?】2024J1昇格プレーオフ 出場クラブ紹介