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2月18日にブリーラム・ユナイテッド（タイ）との親善試合を戦うために、仙台はチームの約半分の選手で16日から20日までタイ遠征を実施しました。その遠征の最中に日本からチームに朗報が届きました。GK林卓人選手の、日本代表選出の知らせです。

林選手はU-20からU-23まで各年代の日本代表に選ばれ、国際舞台を経験してきた選手ですが、いわゆるA代表に選ばれるのは初めてのこと。ベガルタ仙台からA代表に選ばれたのは昨年の関口訓充選手以来です。2007年の途中に仙台に加入した林選手は、同年の第32節水戸戦で先発出場のチャンスをつかむと、以後ほぼ全てのリーグ戦で先発出場を果たしています。年々、ポジショニングやキャッチングなどのパフォーマンスに安定感が増し、2011年にはJ1リーグ戦最少失点となる34試合25失点という堅守を支えました。年末のJリーグアウォーズでは、優秀選手にノミネートされています。
「まずはチームでのパフォーマンスをもっともっと高めていきたい。昨年は結果を出せた年ではありましたが、自分では『もっと（失点を）減らせた』という気持ちもありますから」と語る林選手。代表チームに合流する前に、彼にとってひとつ大事なものとなったのが18日の試合でした。今季はここまで鹿児島、延岡と進めてきたキャンプでのトレーニングの中で、「コンディションをまずここに合わせてきました」と位置づけたブリーラム戦に挑みました。

ブリーラム戦では1-1で90分を終えたものの、PK戦で2-4と仙台は敗れました。チームとしての戦い方を深められたという収穫ばかりでなく、試合運びなどで課題も出た試合でした。林選手自身は、コンディション面を中心に手ごたえが大きかったようです。「悔やまれたのは（最終ラインの裏を突かれ、ループシュートで林選手も抜かれた）失点場面でスリッピーな芝に足をとられてしまったこと。ただ、それ以外は暑さとかアウェイの厳しさとかの中でうまくいかないときに何ができるのかを、みんなで修正していくことができました」。このタイミングで、日本とはまた違ったタイでのアウェイ戦を経験できたことは、今後のチームや代表でのプレーにも生きてくるはずです。

競争を勝ち抜いてアイスランド代表戦のピッチに立つことももちろんですが、林選手本人は「これからも呼ばれ続けるような選手になりたいし、今回の試合から宮崎キャンプに戻ったときにも、チームが開幕に向けていい仕上がりができるように経験をつなげていきたい」という目標も見据えています。まずは新しい代表ユニフォーム姿の林選手を見てみたいですね。

以上

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2012シーズンキックオフ！
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日（土）13：35キックオフ／国立
柏レイソル vs FC東京

※同日開催　NEXT GENERATION MATCH
10：40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
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2012.02.19 Reported by 板垣晴朗