★2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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村井慎二はピッチの外でも中でも独特のリズムと雰囲気を持っている。普段の村井はゆっくりとしたペースで話し、動きも少しゆったりとしている。細めの目をさらに細める笑顔はほんわかとした感じで、彼のブログの写真も言葉もほんわかした雰囲気が漂う。しかし、そんな彼と話していると、時々、いきなり核心を突く鋭い言葉を発して、こちらをドキリとさせることがある。予測がつくようでつかない、そんな不思議な人物だ。
そして、ピッチに入ると激しい競り合いや強気なプレーなどピッチの外とは雰囲気がガラッと変わりながらも、独特なリズムは変わらない。もともと左ウイングバックや左サイドハーフなどサイドのスペシャリストのレフティーで、ドリブルは独特なリズムを刻むせいか、そんなにスピードがあるわけではないのに目の前の相手をスルスルとかわしてしまう。つかめそうでつかめない感じのためか村井のドリブルを『うなぎドリブル』と呼ぶ千葉サポーターにとって、村井は愛すべき不思議な選手だった。
昨シーズンは公式戦で初めてボランチでプレーしたが、独特のリズムに加え、持ち前の正確なテクニックを駆使したボールキープで攻撃を活性化。プレースキッカーも務めるようにキックの精度が高く、クロスでのアシストの印象が強いが、「得点はいつも意識している」と話す。ゴールが見えたら思い切りよく狙ってミドルシュートを打ち、昨シーズンの第22節・札幌戦のように試合の流れを変える点を取る。
2005年シーズンに磐田に完全移籍して初めての千葉のホームゲームの際、試合前に筆者の姿を見かけると、「移籍する時にきちんとゆっくり話ができなかったから」と声をかけてくれた。練習中にケガをしてインタビュー取材が延期になった時、わざわざプレスルームまで謝りに来てくれた。そして今回、千葉との契約満了が発表されてから初めて会った時には、「お世話になりました」と筆者に言ってペコリと頭を下げた。千葉での最後の公式戦となった第91回天皇杯4回戦の試合後、別れ際に「また会いましょう」と言って握手をしてきた。1998年シーズンからの長い付き合いでもずっと不思議な人であるのは変わらないが、そういうところはいつもとても義理堅いのだ。今シーズンは自分を獲得してくれた恩義ある大分のために、独特のリズムで対戦相手を惑わせながらチームを勝利に導くのだろう。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.20 Reported by 赤沼圭子
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