★2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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あるサポーターの方から、こんな話を聞いたことがある。「練習場の行き帰りに会うと、久木田選手は先に挨拶してくれるんです。結構珍しいと思いますよ」。その人柄は素直で素朴な印象だ。スカパー!の岡山担当レポーター守口香織さんから聞いたエピソードを紹介しよう。ある日の練習後、久木田はジャージのパンツ(裾がゴムになっているタイプ)をはいて帰ろうとしていた。それを見たチームメイトが、「お前、それチーム一似合うよな〜」と言ったらしい。それに対して久木田の返しは、「バカにしてんスか?」。その場で聞いたわけではないが、聞いてる側がふっと笑える、淡々とした口調で答えたにちがいない。
プロとしてのルーキーイヤーだった2011年は、4ゴールという成績を残し、そのいずれもが妙に記憶に焼き付くゴールだった。初ゴールは、7月3日の第19節・愛媛戦。ゴール前に詰めた白谷建人を視界に捉え、「相手はケントに釣られるから、シュートしかないと、思いきり振り抜いた」と、利き足ではない左足で決めた。2ゴール目は、その約1週間後、7月9日の第20節・湘南戦。2試合連続のゴールは、先制されたゲームをイーブンに引き戻したゴールだった。3ゴール目は8月6日の第3節・熊本戦。約2ヶ月ぶりとなるホームでの白星を手繰り寄せる貴重な追加点だった。そして、4ゴール目は12月3日の最終節・徳島戦。昇格のかかる徳島を相手に迎えた、緊迫したゲームだった。得点は、90+5分の久木田のゴールのみ。この場面で決めたことは、彼がやはり特別な星回りに生まれた選手なのかと思わされる。
ただ、夏以降はフル出場が叶わず、考えこみ、「(久木田の)何とかしてくれ、どうにかしてくれ、という気持ちがものすごく伝わってくる」と影山雅永監督が話していたことも同時に思い出す。
松本山雅のファン・サポーターの皆さんはすでにお気づきと思うが、トレーニングで見せる彼のバネのある、しなやかな動きはやはり通常のレベルを超えている。アジリティの高さでは、岡山でナンバー1と言われ、「クロスへの飛び込みやダイビングヘッドとか、シュートまでの速さもすごい」と竹田忠嗣は話す。
彼が特別指定選手として岡山にやって来たのは2010年10月。そして、そのひと月後には、岡山のファン・サポーターは、彼の「東大生」という肩書きを取り去って、ひとりの選手として見ていた。それだけの力を感じさせたのだ。今年1年間、松本山雅という素晴らしいチームで経験を積み、大きく成長して岡山に戻ってくることを期待している。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.20 Reported by 尾原千明
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