★2012シーズン始動！ニューカマー・レコメンド
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甲府サポーターにとって『青木孝太』という名前は、『甲府キラー』として苦い記憶の中にあるはずだ。スピードとテクニックを生かしたドリブル突破、相手の背後にうまく飛び出してラストパスを受ける動きが特長のレフティーのＪ初ゴールは、甲府のホームゲームの2006年Ｊ１リーグ第33節。「スタジアムに着いてから、今日は点が取れる気がするとチームメイトに話した」との宣言どおり、千葉が３−２と競り勝った一戦の決勝ゴールを奪ってみせた。そして、千葉のクラブ史上初のリーグ戦６連勝達成がかかった、甲府のホームゲームの2007年Ｊ１リーグ第28節。攻め合いながらも点が取れない状況下の試合終了間際、「頭でコースを変えるのは難しいと思った」と瞬時の判断で佐藤勇人のクロスに胸で合わせ、決勝ゴールをゲット。狂喜乱舞した千葉サポーターが思わずアウェイ側ゴール裏スタンドの前のほうへ押し寄せ、その重みで柵がグニャリと曲がってしまった。

激しいレギュラー争いもあり、千葉では完全にスタメン定着はできなかったが、特に交代出場でピッチに立つ時は「何かやってくれる。点を取ってくれる」と期待させるため、千葉サポーターの声援はとびきり大きかった。そして、前述のゴールだけでなく、2010年のＪ２リーグ第14節・東京Ｖ戦の決勝ゴール、昨シーズンのＪ２リーグ第24節・岐阜戦のダメ押しゴールなど期待に応えてきた。

昨シーズンは不慣れな１トップのターゲットマンや２列目でもプレーし、わずか１得点と不本意な試合が続いた。だが、それでも試合後のミックスゾーンでは悔しさや苛立ちを抑えて真摯に取材対応する好青年だ。ルーキーイヤーのインタビュー取材の席でも、彼のせいで開始が遅れたわけではなくても「来るのが遅くなってすみませんでした」と開口一番謝ったように、「挨拶には厳しかった」という両親の教えもあっていつも礼儀正しい。

千葉加入後は、前を向いての仕掛けという得意なプレーだけではなく、ＤＦを背負った状態から前を向くための駆け引きや強さも磨いてきた。期限付き移籍していた2009年シーズンの岡山時代にも甲府のホームゲームで得点しており、山梨中銀スタジアムとの相性は抜群。今シーズンは『甲府のエース』として、ホーム側ゴール裏スタンドの柵が曲がるほどサポーターが喜ぶ活躍を見せるに違いない。

以上

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2012シーズンキックオフ！
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日（土）13：35キックオフ／国立
柏レイソル vs ＦＣ東京

※同日開催　NEXT GENERATION MATCH
10：40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
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2012.02.19 Reported by 赤沼圭子