★2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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「クナンの投入で、攻撃のスイッチが入った」。昨シーズンの好調期を振り返って、中村俊輔は、首位に立てた理由のひとつに背番号5の存在を認めていた。スーパーサブとして、ほとんどのゲームに登場。前線に入ってゴールシーンに直結する活躍を披露してくれた金根煥(キム クナン)。特に6月15日・18日の大阪連戦では、C大阪戦の泥臭い決勝点、G大阪戦の反骨をこめたフィニッシュと、連発して存在感をアピールした。さらに7月13日には、2010年に所属していた山形から決勝ゴールを奪ってニッパ球のゴール裏をわかせてくれた。
全て途中出場ながらも、J1リーグ戦30試合出場は胸を張っていい数字。2009シーズンもスーパーサブの役割を与えられリーグ28試合に出場していたが、ゴールをあげた2試合はいずれも引き分けと勝利に結びついていない。しかし今季は、前述の3得点以外にも、きっちりとチームの結果に貢献。貴重な勝点をもたらす働きを示し、自身の成長を証明している。
頑健な体躯でのパワープレーは、相手の最終ラインにダメージを与える。特に後半の疲労が溜まってくる時間帯の投入は効果的で、CB2枚を引き連れて味方のチャンスを広げるシーンも少なくなかった。体の大きさだけでなく、快足と跳躍力を備えているから相手にとってはより厄介だった。ディフェンスラインの裏に出たルーズボールに向って、並走するマーカーをぶっちぎって追いつき、決定的クロスも送っている。
しかし後半戦は、自身の4点目はもちろん、得点シーンにつながるプレーが激減。チーム自体の不調もあったが、逆にクナンが機能しなくなったのが、優勝争い脱落につながったとも言えるだろう。彼のポテンシャルからすれば、もっとコンスタントに威力を発揮していい。
「クナンは、お坊ちゃん的な気質が抜け切れていませんね」と韓国の関係者が苦笑したメンタル面。真面目、一生懸命。しかし、人を押しのけてというプロくさい突出がいま一つ。山形で出場機会に恵まれなかった一因も、そのあたりにあるのではないか。フォア・ザ・チームが身に付いているからこそ、ささやかなエゴイズムは許されるはず。まず自分がゴールに向う、シュートを選択する。チームの調子に左右されるのではなく、牽引し、流れを変えるエネルギーをさらけ出してもいい。
山形のサブとしてニッパ球にやって来たキム クナンは、F・マリノス側のゴール裏から温かな拍手を送られていた。今度は、鳥栖のエースとしてアウェイに現れ、毅然とブーイング浴びてほしい。怖さを備えた、ゴールハンターとして。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.18 Reported by 池田博人(インサイド)
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