★2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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ルーキーイヤーのワンプレーが今でも鮮明に記憶に残っている。
07年4月8日に行われた京都戦。ビハインドを負って迎えた後半、途中出場の18歳の遠藤敬佑がマーカーについていた元日本代表DF秋田豊を振り切って左サイドからのクロスに飛び込んだ。見事に頭で捉えてゴールを決めたかと思われたが、残念ながらオフサイドの判定。ゴールこそならなかったものの、その一連の動きで見せたポテンシャルの高さと物怖じしない性格に大きな可能性を感じざるを得なかった。
その後、着実に水戸で経験を積み、年代別代表に選ばれるなど、水戸というチームの中で存在感を高めていった。だが、“絶対的な”プレーヤーにはなれなかった。
FWもMFもこなす柔軟性を持つプレーヤーである。ただ、その器用さが自らの殻を破るのに足かせになったのかもしれない。前田秀樹前監督のもとではFWで起用され、木山隆之前監督のもとでは主に攻撃的MFで起用された。そして、柱谷哲二監督のもとでは再びFWで起用された。監督が変わるたびに求められるものが変わり、遠藤自身のよさを出し切ることができなかったように思われる。
また、年代別代表に選ばれたことも彼にとっていい面も悪い面もあったと思う。日の丸をつけたことでサッカーに対する意識が格段と上がることとなった反面、香川真司などチームメイトが世界の舞台やJ1で大活躍を見せているのを見て、彼の中で焦りが出るのも無理はなかった。結果に固執するあまり、プレーに安定感を欠き、悪循環に陥っていった。
ただ、前述の通り、ポテンシャルが高いことは事実である。あとは、それを出し切れるかどうかだ。そういう意味でこの移籍は彼にとってよかったのではないかと思っている。水戸で殻を破ってもらいたかった思いはあるが、水戸から契約満了を通告され、いろんな思いが吹っ切れたのではないだろうか。背伸びせず、目の前のことに集中して取り組めれば、彼は必ず結果を出せるはず。そして、聞くところによると、草津ではFWとして考えられているという。ポジションが固定されれば、頭の中を整理してプレーすることができるだろう。ストライカーとしての役割にまっとうして、ゴールに向かって行ってほしいものである。水戸の「10番」を背負ったプライドを胸に、新天地でぜひとも結果を残してもらいたい。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】
2012.02.07 Reported by 佐藤拓也
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