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【第91回天皇杯 準々決勝 湘南 vs 京都】反町康治監督(湘南)記者会見コメント(11.12.24)

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12月24日(土) 第91回天皇杯 準々決勝
湘南 0 - 1 京都 (15:04/等々力/4,251人)
得点者:40' ドゥトラ(京都)
★第91回天皇杯特集
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●反町康治監督(湘南):
「フロンターレのほうの控室にいたが、監督室があるっていうのはいいですね(会場笑)。そんなの用意されちゃったもんだから自分たちが強いチームかなと思っちゃいました。それが前半のパフォーマンスの悪さに繋がったのかなと。前半はやはりなんとか0で終わりたいという感じで15分過ぎから思っていました。一つひとつのボールに対する執着心が、一歩遅れたり、自分から能動的に動き出していないような感じでした。
ハーフタイムに、これが最後の試合になるのは寂しいだろという話をして、少し目が覚めたのか、攻撃にかなりリズムができた。フィニッシュの精度とかは監督の常套句なので言いたくないが、そこはやはりドゥトラや宮吉、久保などがいる京都さんのほうが上なんでしょうね。それはもう僕の考えることではなく社長と強化部長が考えることなので、湘南のこれからに期待したいと思っています。もうひとつ上のステージまで行きたかったが、実力相応の結果で、チームのために貢献できなかった。湘南からもたくさんずっと応援していただいた。また寒いところ風が吹く日も夜真っ暗になっている時もペンを持って私のつまらないぼやきに付き合っていただいたメディアの方々にも感謝しています。本当にありがとうございました」

Q:京都と3試合やって1点も取れなかったが。
「サッカーの世界で1−0は野球と違って普通の結果だが、でも普通に見てどちらが実力的に上か。個人技術や視野の広さ、ボールのもらい方とかはやはり京都のほうが上。それは日々のトレーニングで色々話しても残念ながらプロの門を叩いて入った時にはちょっと遅いのかもしれない。それは幼少の頃から、もしくはゴールデンエイジの時から身に付けて、強いプレッシャーのなかでやって初めてモノになる。このまえのバルサの試合も全部見たが、イニエスタが15,16歳の頃に僕はちょうどバルセロナに住んでいてバルサの下部組織についていたので見ましたが、やはりそういう練習を常々やっている。それによってああいうプレッシャーのなかでも、狭いエリアでも前を向いたりボールを動かしたりできる技術が身に付く。湘南もこれからは下部の組織から、今日も鎌田、遠藤、菊池、臼井は下部から出てきた人間なので、そういう湘南ナイズされた選手をこれからもっと輩出して、我々が輩出するのと同じように他のチームも、京都などもたくさん出てきている。それで競争し合って逆転する、この1点差を逆転するのは相当大変な作業だということも側面にはある。結局どこで勝敗を分けたかというと、2つとも実はセットプレー。うちはセットプレーの失点が今年これで14点目か15点目、それではやはり1ケタの順位にはいかない。うちはずっとトレーニングしているが、たぶん京都さんはトレーニングしてない。悔しい」

Q:コーナーキックも決まらなかったが。
「そうですね。入り方のトレーニングもしているが、結局セットプレーも取る選手と取らない選手がいる。背が高い低いはあまり関係ない。例えばジウシーニョ。コーナーとかでも取る。背は低いがやはり入り方がうまい。うちはそういうのをやっているがやはりできない。ボールの精度も、京都のチョン(ウヨン)の精度はベッカム並みのいいキックをするので、それもあると思うが、そういう細かいところからコツコツとやっていかなければいけないということですよね」

Q:この1年は心残りばかりですか
「監督なんてほとんど心残りでシーズン終わっているもんですよ」

Q:京都にはいい選手が揃ってはいるが、いかに最後まで基本に忠実にできるかどうか、そのあたりにも差があったのでは。
「このシステムは突貫のところもあったので、ディティールのところまではやらなかったことと、僕は個人の判断を大事にしている。どちらかというと大木さんは色が強いので、こうじゃなければダメだというところから入っているから、もしかしたら選手の良さがスポイルされているかもしれない。そこはなんとも言えないが、僕は選手の力が最大限に出せるような、例えばポジションとか、良さをなくさないようにチームを作っていきたいと思っているので、そうすると細かいことで自分のプレーの幅を抑圧することはできないというのも正直あると思います。それは難しいところだと思う。ただチームプレーなので、チームとして同じベクトルに向いているか、今大木さんのチームは向いていると思います。それも分かって相手の分析をして話をして、最初のほうが分析通りなのにできなくて、後半20分過ぎから慣れてきてやっと目が覚めたような感じだった。それを最初からできなかったのが悔い。適材適所で、外国籍選手もたくさん帰ったりして、ベンチにFWの選手がひとりもいないような背水の陣だったが、途中から出た選手もみんな意に感じてやってくれたので、そこは感謝しています。質問と答えがちょっと違いますが」

Q:前の試合から3バックに変えたがバルサの影響があるのか、また、結局個の問題に行きつくというふうにも見えますが。
「どちらかというとバルサというよりもナポリやウディネーゼのイメージのほうが強い。ただうちはカバーニもハムシクもラベッシもいないわけであって、その3人だけに頼るのではなくサイドでもう1人2人、相手が4バックだとすると5対4みたいな形で圧力をかけて攻撃したいと常々考えてやってきました。ボールをポゼッションして局面で数的優位をつくって崩すところまでのポゼッション能力は、個人能力からいくと、そこまでどうしても行きつかない。やはり相手の最終ラインと勝負する機会を増やしていかなければいけない、というかたちでここ2−3週間トレーニングしてやってきた。そういうイメージでやりました」

Q:それを決断した理由は?
「うちの選手でいなくなってしまった選手もいるので、それでベストパフォーマンスを出せるようにと、強豪との対決なので、2トップの力に対してうちの真ん中2人だとちょっと対応できないかなと、やはり3人をペナルティエリア幅に置いておかないと難しいかなという相互関係というか、相手を見据えたなかで戦略的にやっていくということですね」

以上
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