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【第91回天皇杯 準々決勝 C大阪 vs 清水】プレビュー:「レヴィーセレッソ」、数々の歴史を築いてきた聖地・長居に帰還!頂点を目指して、ユングベリ擁する清水とクリスマス・イブ決戦!(11.12.23)

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12月24日(土)第91回天皇杯 準々決勝 C大阪 vs 清水(13:00KICK OFF/長居)
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★第91回天皇杯特集
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仙台との激闘をPK戦の末に制し、第85回大会以来6年ぶりのベスト8入りを果たしたC大阪。この準々決勝では、前回のファイナリストであり、過去に天皇杯制覇の経験を持つ清水と顔を合わせる。

C大阪は清水と今季リーグ戦での2度対戦し、C大阪の1勝1分け。今回と同じ大阪長居スタジアムで行われた第6節では、C大阪がキム ボギョンの2ゴールを含む後半の4得点で圧勝。真夏の8月開催となった第22節では、2点のビハインドを負いながら播戸竜二の11分間でのハットトリックもあり、一時は逆転に成功。終了間際に高原直泰にゴールを許すも、難所、アウトソーシングスタジアム日本平で3−3のドローという結果を残している。しかも、このときにはACLの影響で、タイトなアウェイでの連戦を強いられたうえ、しかも大阪に戻らず、鹿島から直接清水に乗り込んだハードスケジュールをこなしていたC大阪。そういったことからも、C大阪に清水への苦手意識というものは、特にないだろう。

ただし、「2試合とも難しい試合だった」とレヴィークルピ監督が言えば、「清水は1人1人ボール扱いがうまい」と藤本康太が相手の能力の高さをリスペクト。キム ボギョンは「アウェイでの試合が印象に残っていて、サイドでのクロス、縦突破もあり、中盤のところでもタイトな守備をしてくる」と警戒するなど、C大阪に気の緩みは全くない。加えて、今回はフレドリック・ユングベリという世界経験豊富なスタープレーヤーが、C大阪戦初登場の可能性が高い。「どんなプレーするか観てみたい」という倉田秋は、「どんどんボールに当たりにいったり、仕掛けて行きたい」とこの対戦を楽しみにしているように、C大阪はタレント揃いの清水に、強い意気込みを持って挑む。

そして、この天皇杯でのC大阪の注目は、スピードスター、村田和哉。今大会2回戦の北海道教育大学岩見沢校戦で公式戦初先発を果たすと、3回戦の岡山戦では兄貴分の播戸へ2アシストし、勝利に大きく貢献。さらに前回の4回戦では仙台相手に1点リードを許し、崖っぷちに追い込まれた延長後半に起死回生の同点弾を記録。J1リーグ戦でも最終節の福岡戦にプロ初得点を決めるなど、今、乗りに乗っている26番は、間違いなくチームのラッキーボーイとなっている。

「自分のよさを出すこと、セレッソらしい攻撃サッカーをすることに尽きる」と、この試合に向けての思いを語った村田。「監督からも『自分のキャリアで上に行きたいのなら、点を取れ』と言われているし、その結果にこだわりたい。自分が結果を出して、チームを勝利に導く」と、目指すは加入前から憧れてきた長居での初ゴール。「レヴィーに優勝という花道を作る」と誓う26番の勇姿に、期待せずにはいられない。

一方の清水は、FC岐阜SECOND、鳥取、千葉を下して、ベスト8に勝ち上がってきた。前回の千葉戦では、前半こそ相手の攻勢にあったが、後半に地力の差を見せつけて2−0と勝利。7年連続準々決勝進出と、天皇杯での勝負強さを発揮している。今回は治療でスウェーデンに一時帰国していたユングベリも再来日し、小野伸二、高原直泰といった今季のC大阪戦でゴールを決めているベテラン勢と合わせて、核となる駒が揃った。アレックス、伊藤翔は千葉戦でも結果を出し、大前元紀、高木俊幸といった若手も活きがよく、攻撃陣の破壊力は抜群。また、アンカーポジションを務めた杉山浩太も「彼はチームと私を満足させるプレーを見せてくれた」とアフシンゴトビ監督から高評価を受けている。「サポーターとクリスマスを一緒に過ごせるというのもあるし、しっかりと(勝利を)プレゼントしたい」とアレックスも言うように、敵地でも目指すは勝利あるのみだ。

会場は、「レヴィーセレッソ」の歴史をいくつも作り上げてきた大阪長居スタジアム。この地で、数々のC大阪の名シーンが生まれただけでなく、レヴィークルピ監督のもとで育った香川真司や乾貴士といった、いまや世界で活躍する選手たちが、成長を遂げ、大きく羽ばたいていった。「我々にとっても最高のスタジアム。あそこでプレーする、試合をする喜びというのは、(C大阪に関わる)みんなが思っているし、本当に気持ちよくあのスタジアムでは試合に臨める。1人でも多くのサポーターにスタジアムに駆けつけてもらって、スタジアムを(サポーターで)埋めて欲しい」という名将が見つめる先は、最初で最後のタイトル獲得。果たして、「ウチの若手を含め、選手たちはモチベーションが本当に高い」とレヴィークルピ監督が胸を張るC大阪がホームで勝利の雄叫びをあげるのか。それとも、カップ戦を得意とする清水が、長居で「勝ちロコ」を響かせるのか。決戦は12月24日、クリスマス・イブの13時にキックオフされる。

以上

2011.12.23 Reported by 前田敏勝
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