12月17日（土） 第91回天皇杯 4回戦
鹿島 0 - 1 京都　（13:00／丸亀／5,671人）
得点者：59' 宮吉　拓実（京都）
★第91回天皇杯特集
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●大木武監督（京都）：
「丸亀まで来てくれたサポーターに感謝します。それから、今日来れなかった選手、出れなかった選手、もちろんピッチでプレーした選手、その選手を誇りに思います。いいゲームだったと思います、勝ちましたので。ただ、これで終わった訳ではない、何も手に入れた訳でもない。鹿島という素晴らしいチームに勝ったということは一つの進歩だと思いますけれど、天皇杯が終わった訳ではない。相手がどこになるかまだ分かりませんけれど、しっかり準備して、次もまた勝てる様に頑張りたいと思います」

Ｑ：鹿島を相手に、押し込まれた後に盛り返し１−０でリードしましたが、１−０になってからの戦いぶりは監督の目から観てどの様に映ったか？
「素晴らしいと思いました。（どういうところが？）ボールにちゃんと行けていますし、戻すことができる。それから、押し込まれても攻撃をしようという意図を感じました」

Ｑ：鹿島を相手に出来た部分、または、進歩させないといけないと思う部分は？
「勝ったんですけど、課題ばかり挙げようというのは…。前半の頭ですね。ロングボール、分かっていてもやられてしまう。例えば大迫くんとか興梠くんとかにボールが入る訳ですね。もちろん技術的に高いし、それは特別なことなんですけど、そこに対して止めることが出来ない様な状況が前半にありましたね。慣れていない、という部分があったんでしょうけど、そういう辺りがまだまだだと思います。良かったところはしっかりボールを運べるということ。それから、自分たちがやろうとすること、最後仕掛けに行くというところ、その辺りが出来ていた。それからディフェンスに関しては一つずつ言えばボールに行くということ、ボールに行く選手が決まれば他の選手がカバーリングという部分で…、０点に抑えることが出来ていたということはそれが出来ていたと思っております」

Ｑ：前の４人がボールを持って前を向くシーンが多かった様に思いますが、その要因は？
「相手のボールを取れていましたね。そのボールが前に出る、それが一番大きかったですね」

Ｑ：序盤に押し込まれたが、その後、ゲームを支配していた様に観えたが？
「大切なことは、瞬間にプレーが出来るか、出来ないかということ。切り替えのところ、攻から守、守から攻、両方とも良かったと思います」

Ｑ：試合後、オリヴェイラ監督と会話をしていた様に観えましたが、答えられる範囲でお願いします。
「以前から、もちろん、知っておりましたので。以前のチームにいた時、それから協会で仕事をしていた時…、視察に行ったり。今回も、オリヴェイラ監督が鹿島に就任した時から試合をしていましたので、顔もよく知っていますし、逢えばお話しをする、もちろん通訳を介してですけど。いいチームだと言って頂きました。それから、私は鹿島に勝ったということでまた一つ責任が増えたと。簡単に負ける訳にはいかない、鹿島に勝ったチームが簡単に負ける訳にはいかない、ということを言いました。最後、非常にいいゲームができたのは鹿島のお陰だと伝えました」

Ｑ：最初、硬さがあった様に観えたが
「始まり、硬かったですね。今週の練習試合、同志社大学と試合をしたんですけど、その時も硬かったですね。それから、おとといの練習もなんとなくそんな感じがしました。決して抜くことはないし、やることはきっちりやっている。でも何かこうリラックスしないというか、勝とうという自分たちの気持ちがぐっと盛り上がる感じがありましたね、練習の時にも。そのまま入ることも悪いことじゃないと思うんですけど、どこかで違う方向に逃がしてやるというところも必要かなと思っていました。ただ、それが上手くいったかどうかというのは分かりませんけれど。ですから僕は、今日はスタートが硬いというよりも、鹿島にやられたと思っています、前半の半分くらいですね。だから硬いというよりも（鹿島に）やられたと。観る人が観れば面白いサッカーと言えるのかも知れないですけど、そこは正直、２、３日前の練習と比べれば、自分たちがやろうとすることを、割とリラックスして入れたと僕は思っています。硬かったというよりは相手が強かったと。例えば、これで止まるだろうと思った時に止まらない。これでミスになるだろう、と言ったら失礼な言い方ですけど、ミスにならない。つながらないだろうと思った時につながる。そういう部分で少し面食らったかもしれないですね。これは前半の僕の前半の感想ですけど、それはちょっと選手が戸惑った（部分かも知れない）」

以上