13日、日本プロサッカー選手会（JPFA）主催の「2011 JPFAトライアウト」が開催されました。トライアウト終了後の各選手のコメントは以下のとおりです。

★参加選手コメントその１
★各監督コメント

●市川大祐選手(甲府)
「やれることしかやれないので、持っている自分の実力を出すだけだと思って、特に気負いはなかった。45分という短い時間の中で、やれることはやった。あとは待つだけ」

Q：まだまだ現役にこだわる？
「まだやれるから、やり続ける。そんなに簡単にやめられない。サッカーをやれていることは当たり前のことじゃないし、素晴らしいこと。やれる限りは続けたい。今日はトライアウトに出て良かった。サッカーをできる喜びを改めて感じた」

●山田晃平選手(草津)
「自分はプロ２年目ですけど、もっと上のレベルで、J1や海外でやりたいという気持ちもある。クビになったけど、もう一度這い上がるんだという気持ちで来た。サッカーを好きだから、続けたい」

Q：アピールはできた？
「自分の中では、まだまだできたと思う。アピールしたいという気持ちが強くて、独りよがりなプレー、個人プレーに走ってしまった部分もあった。できたところもあるし、まだまだのところもある」

●村井慎二選手(千葉)
「独特の雰囲気の中で、ちょっと緊張しながらのプレーだった。たくさんの人が見に来てくれてありがたい。こういう場所があって良かった」

Q：ボランチでの出場でしたが？
「今年はボランチをやってるし、たくさんボールがさわれるから(アピールの機会も増える)。サイドにこだわりはないし、複数のポジションができるとチームに貢献できる。個人的には中のほうが自分の特徴を出せる。ドリブルやゲームコントロール、リズムを作ること、攻撃に絡むことなど、特徴はしっかり出せたと思う。今日は内容よりも、とにかくこの場所にいてプレーすることが大事だった。次のチームのこととかは、まだ考えられない。十分にやりきることができたから、良かったと思う」

●茶野隆行選手(千葉)
「この年齢だけど現役でい続けられるように、良い緊張感の中、できるだけのことはやったつもり。初めて会った選手たちとも良いコミュニケーションを取ってゲームをやれた。初めてだと守備は難しかったけど、しっかり話し合ってやれた。ゲームコントロールとか、最終ラインでの落ち着き、攻撃につなげるボール回しなどで自分のアピールはできたと思う」

Q：村井選手と同じチームでしたが？
「それが大きかった(笑)。ボールを持てるし、コントロールしてくれるから。守備でも縦の関係でマークの受け渡しもスムーズだった。僕たちのチームは、前の選手もバランス良く、裏に抜ける人、ポストをできる人といて、動ける選手が多かったのでやりやすかった。僕なりに一所懸命やったので悔いはありません。良い結果が出ると良いなと思う」

●太田圭輔選手(千葉)
「この日のために何週間も前からしっかり準備してきた。(ジェフは)天皇杯があるから、普通に練習をしていて、コンディションは良い。とにかく全力でプレーして、自分の持ち味を出そうと精一杯やった。できればゴールを決めたかった。これから(契約の)話があるとうれしい。カテゴリはまったく考えていない。弟もまだやってるし、もう30歳だけどまだまだ走れるし、また弟とJ1でやれればうれしいけど、それには自分が上がっていかなければならない。まあ今日はこれで、次の(天皇杯)清水戦に切り替えます」

●西村卓郎選手(札幌)
「海外でもトライアウトに参加してるけど、日本でのトライアウトは２回目。今日は(11対11の)ゲームの前に、７対７のミニゲームもあって、ボールに触れられる機会が多くて良かったと思う。出番は45分１本だけだったけど、まあ90分やるのもなかなか難しいだろうし、ちょうどいいのかな。今日は久々に昔の仲間にも会ったりして……お互いここで会いたくはなかったけど(笑)、みんな頑張ってるのを見て良いモチベーションになった」

Q：初めてのときとは心境も違いますか？
「2008年に初めて参加したときは、正直、あまり出たくなかった。出なくてもすんなり次が決まれば、そのほうが良いわけだから。でも今日は、この場にいることでアピールしたいという気持ちと、サッカーをやりたいという気持ちが改めて強くなった。オーバーラップやセンタリングなど、特徴はまあまあ出せたと思うけど、点につながるプレーができなかったのが残念。まあ、今までのトライアウトでも、自分で良かったと思っても必ずしも良い結果にならなかったり、その逆もあったから、とにかく頑張っているところを皆さんに見てもらえてよかった」

●山田俊毅選手(京都)
「普段やってない人とやるのは難しかったが、自分としては精一杯やった。自分のプレーをすることだけに集中した。僕の強みはコンタクトプレーと、長いパスと短いパスを使い分けるところ。それは少しは出せたと思う」

Q：18歳での参加は最年少です。
「18歳でもプロでやりたいという気持ちは変わらない。今年はあまり出場機会がなかったので、試合に出たい気持ちがすごく強い。試合にからめるチームに行きたい」

以上