天皇杯4回戦まで、1週間を切りました。京都は、あの「常勝・鹿島」との対戦。J1でも終盤は調子を取り戻した鹿島と、京都がどんな戦いぶりをみせてくれるのか、本当に楽しみな一戦。個人的には京都の攻撃はJ2、J1問わず通用すると思っているので、堂々とした点の取り合いを演じてもらいたいと思っている次第。
とは言っても、本当に強い相手です。何よりもミスを見逃さない。しっかりとフィニッシュまで持ち込む上手さ、速さはJ2では味わえないものです。
この強敵を相手に、どんな意識を持って準備するのか、気になったので大木武監督に聞いてみました。
「(サッカーの要素)全てを上げたい(レベルアップしたい)という気持ちはあります。(だから、)今までやってきていることをやるということです」
ミスが出ない様にとか、という風にポイントを挙げるのではなく、今まで通り自分たちのサッカーを表現する為に、全体的にレベルアップする様に準備をしていくとのこと。それは逆に言うと、今までやってきたことを継続してやるということ、という意味。結局、今までと変わらない訳です。
今までと変わらない準備、今までと変わらない真剣勝負ということになるが、しかし、今回は天皇杯という特別な試合でもある。
「次、負けると今季最後の試合になるかも知れないし、選手によっては様々な状況を抱えている(契約満了など)、そういう(この試合に対する)プラスアルファ(の気持ち)が出てくる。例えば、リーグの最終戦についても、同じ1/38の試合でも、今季最後のホームゲームだったり、そういうプラスアルファの考えが出てくる。そういうプラスアルファが良い要因として出てくるかも知れない。もっと言えば鹿島も、監督が代わる、そこで選手が何かを感じているかも知れない」
あくまで、同じ試合、同じ真剣勝負。ただ、この試合を取り巻く要因が、選手の背中を押す様な動機になれば、ということなんでしょう。さらに言えば、相手の鹿島も、当然、負けられないという強い思いで臨んでくる、ということです。
(ただ、最後に大木監督は「でも、全てを気持ちで片づけ様とは思っていないですが」と念押しが。気持ちも大切だけど、それが全てではない、ということでしょう)
囲み取材の中で、大木監督の口から「実力が出るゲームになると思います」という言葉が。実力ならば、負けても「実力」、だが、勝っても「実力」と考えてもいいはず、と思った。京都は今季、大きく変わった。簡単に言えば「勝ちに行って勝てる。点を取りに行って点を取れる」チームになったということ。今回の指揮官の言葉を観ても、相手に合わせず、堂々と点を取りに行くという姿勢は充分にみなぎっている。そこは間違いない。
いよいよ天皇杯4回戦、一週間切りましたよ。どんな試合になるか、正直、楽しみでならないっス。
以上
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2011.12.10 Reported by 武田賢宗
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