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●美濃部直彦監督
「鳥栖戦は大一番でした。勝てば昇格に近づくし、サポーターも多く、テンションが上がりすぎたかもしれません。雰囲気はよかったのですが、ゲームに入ってみると『やらなければいけない』という面が強く、それが裏目に出てしまったかもしれません。勝ちたい気持ちが悪いほうに出るとそうなるのかなというゲーム展開でした。独特の雰囲気があったのかもしれません。しかし次に向かうしかありません。
今年スタートする時、昇格を目指していたチームは7〜8チームあったと思います。そんな中、開幕からずっと積み上げてきた結果で最終戦に昇格の可能性を残したということは、本当にすごいことをやってくれたなと選手達に対しては素直に思っています。多くの力あるチームが脱落していく中で、最後の一戦まで昇格を見据えて闘えるということは本当に幸せです。札幌の結果次第でもありますが、それをものにして喜べるようにのびのびとやってほしいです。鳥栖との試合ではちょっと緊張感がありすぎて、ね。ゲームの流れを大事にして先制点を取れるようにしたいし、慌てず90分間で自分達が勝てるように持っていきたいと思います。
次の試合は相手がどこであっても難しい状況になると思います。特に岡山はホーム最終戦で大勢のサポーターがいい雰囲気を作るでしょうし、その状況の中でモチベーションの高い岡山の選手を打ち破りたいです。そのためにも先制点は大事ですし、まずはしっかりとした守備をしなければいけないと思います。点を取らなければいけない状況だとはわかっていますが、守備を疎かにすれば攻撃のリズムを失います。守備的にやるつもりではありませんが、しっかりとした守備は大事にしたいです。岡山の前3人はスピードもあるし、高さもあります。また両ウイングバックのクロスからも多くのチャンスを作っています。
クラブとしては初めての昇格争いですからいろいろな想いや緊張感もあるでしょう。しかし今まで経験を積んでいる選手も多いし、普段と変わらないことをしっかりとやってくれればと思います。練習ではそういう雰囲気でした」
●倉貫一毅選手
「やってきたことを続けるだけですし、それが勝利への一番の近道だと思っています。反省すべき点はありますが前節のことはいい意味で忘れて、やるべきことをきっちりやって結果を待ちたいです。焦りすぎて始めからリスクをかけていくというより、しっかり勝ち切るということが大事だと思っています。そのことを頭に置いて、いつも通りやれればと思っています」
●ペ スンジン選手
「次の試合は１年間の集大成だと思っています。これまで継続してやってきたことを、勝利という結果で表現したいです。出場機会は多少減りましたが、個人としてもチームとしても、今年は一番充実していたように思います。こんなチャンスは今までにはなかったし、ドキドキしています。絶対に勝利してJ1へ昇格したいです」
●斉藤大介選手
「とにかく僕らは勝つしかない状況です。しかも札幌の結果次第。とにかく勝点３を取ることだけに専念することが大切でしょう。札幌のことも気になりますが、勝利のために何が出来るのかを考えなければいけません。鳥栖に負けましたが、気持ちの切り替えは出来ています。勝つために全員の気持ちを一つにして、１年間やってきたことを出したいです。なかなかこんなクライマックスを迎えるチームもないですから、笑って終われるような努力をしたいです」
●柿谷曜一朗選手
「最後ですが特別な何かをしようとかではなく、最後の試合に勝つことだけを考えたいです。『もしかしたら引き分けでもいいのでは』というような甘い気持ちは持たず、昇格の可能性を上げるには勝つことが第一ですから。もう、それだけです。相手がどこであろうが、うちとしては自分達が出来ることを100％表現すれば負けることはありません。みんなで互いにサポートしながら、自分達のサッカーを貫きたいです」
●徳重隆明選手
「いろいろありますが、何をするとかではなく、とにかく勝たなければいけませんので。今までやってきたことを出して闘い必ず勝利する、本当にそれだけです。個人的にも調子はいいし、それを踏まえて監督は使ってくれていると思います。出る以上は結果を出してチームに貢献したいです」
以上
