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【J2:第37節 熊本 vs 岡山】高木琢也監督(熊本)記者会見コメント(11.11.27)

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11月27日(日) 2011 J2リーグ戦 第37節
熊本 1 - 0 岡山 (13:04/熊本/7,981人)
得点者:13' 長沢駿(熊本)
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●高木琢也監督(熊本):

「連敗が続いている中で勝てたということが、まず最大の目的、目標を達成することができた。最後のホームの試合で勝てたということが非常に良かったと思います。
ゲーム全体を通して言えば、前半はセカンドボールであったり、相手の3バックの背後、そして3バックと中盤の間というところのスペースをうまく使う事ができた。それは1つは、セカンドボールを取ってからの展開だったので、それがいい時には良かったんですが、だんだん取れなくなった時に相手のペースになってしまったというのは、そのリズムを逆に自分たちのリズムに戻す事がなかなかできなかったなという前半と、後半も少し同じような流れになったのかなと思います。
そういう意味では、当然サッカーなので、相手のある事なので、いい面もあったり悪い面もあったりということはあると思いますけど、勝てたというのは、本当にちょっとしたところでかみ合った。その中で得点が生まれたので、勝負事は紙一重だなというのを今日も感じました。こういうゲームの展開というのは今まで、過去にも何試合か、4連敗している中でもありましたけど、でも今日は勝てた。そういう意味でも勝負の難しさというのはすごく感じました。
あとはメンタル面、精神力で最後は勝ったんじゃないか。ホーム最後の試合だったので、選手たちも非常に気持ちを入れてプレーしてくれたところもありました。例えば、今日は片山が慣れないサイドバックというポジションで、頭から使うのは初めてだと思いますけれど、それは多分、周りも意識しながらうまくサポートしながらやってくれたということ。本人も自分の良さを意識しながら出してくれた。そのことに関しても、積極的に取り組んでくれたということにつながっていくので、ラスト1試合になりますけど、なんとかいいゲームをしたいなと、いい準備をして臨んでいきたいなと思います」

Q:長沢選手が決勝ゴールを決めましたが、監督はどのような思いであの場面をご覧になったでしょうか。
「僕もある程度、いろんなことを経験しているので、有頂天になることはないです(笑)。そこは総括になるかもしれないですけど、僕が彼を見ていて思ったのは、昨シーズンはほとんどゲームに出てない選手が今年はたくさん出て、そのためのコンディション作りとか、じゃあ次のゲームにどう修正するのか、そういう今まで経験していない事が今年は起きているということ。言葉は悪いんですけど、その経験のなさからコンディションを崩したりプレーを崩してしまったということも言えると思います。今年は経験を積んだ年になったと思うので、彼自身、来年以降というのは教材にできるものが自分の中にもある。そこから学ぶものがあって、来年以降、急激に伸びるんじゃないかと思います。
得点に関しては僕の好きな形というか、ワンタッチのプレーがあったり、出入りをしながらという、パスを通して行く、(長沢)駿のシュートまで逆算していった中で、いらないものを削ぎ落として、シンプルですけど難しい崩しというか、コンビネーションが出ていたし、僕も多少なりともそういったプレーは練習していたつもりなので、本当にそれはできたと思います」

Q:最後はメンタル面で勝てたという話がありましたが、この1週間ではどういう働きかけをしてこられたんでしょうか?
「特にそこばかりをフォーカスして何かを伝えたという事はないんですが、言ってきたのは、勝負は水物だと。良くても負ける事はあるし、悪くても勝つ時だってある。本当に勝負というのはわからないけれども、自分たちの持ってるもの、皆が1人1人持ってるものを出し切って初めて、勝負が水物だって言える。時の運というのもあるし、本当に難しい事なので、しっかりやれ、やるしかないと。
それと背水の陣という言葉がありますけど、まさしく我々にとってはその言葉がぴったりで、これは今日のミーティングで伝えた事で、背水の陣というのは勝つっていう計算があって初めて成立する言葉みたいですけど、例えば、ローマ帝国のシーザーがイギリスに攻め込んだ時に、その船を全部焼き払った。要は逃げ道がない。我々も今その状態で、逃げることはできない、あとは戦って勝つしかない。まさしく背水の陣で、そういう気持ちでいなきゃいけないし、『あのときこうすれば良かった』っていうことは聞かないよと。とにかく、前を向いてやることだけをやりなさいと。そういう話をしました。選手たちもそういう状況をわかってくれたということで、本当に戦ってくれたんじゃないかなと思います」

Q:田中選手を起用した理由と、成長を感じた部分は?
「本当は点を取りに行きたくて、あの時間、後半はいい入りができなかったり、相手のペースだったので、ちょっとこの状態だと厳しいなと、先に点を取らないと苦しくなると思って彼を入れした。23番の植田選手に当てる意味でスピードを生かしてほしかったんですけど、なかなかいいシーンがなかった。目的としては点を取りたかったことと、あの状況では先に点を取られて同点にされると苦しくなるなというのがあって、前の選手を代えました」

Q:あと1試合残っていますが、今シーズン、どういう部分が課題で、どういう部分が収穫だったと思われますか?
「多分、前半よりも後半の方がミスが多くなったんじゃないかと。1試合で50回以上ミスパスがあるとゲームとして成立しないとよく言われますが、かなりのミスがあったと思う。それはデータを見てみないとわからないですけども。前半に良かった時は、少なからず決める時に入っていたというシーンが多かった。今日みたいにチャンスの時に取ってくれて、その後苦しい展開になってもなんとか頑張ってくれた。でも後半戦に関して言えば、そういうシーンの中で決められなくて、失点してしまうというパターンが非常に多かったんじゃないかとは思います。そこは決定力を含めての問題になっていくと思うし、これは今年に始まった事ではないんですが、夏場以降、かなり落ちてしまうというのは多分、気候的な問題で、これは我々も去年の教訓から少しいろんなことを考えてやったんですけど、まだまだ足りない事がある。暑さと湿度が高いことに対しての内容も含めて、やらなくてはいけない問題なのかなと。技術的な部分とコンディション作り、この2点があまり良くなかったのかなと感じました」

以上
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