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【J2:第35節 札幌 vs 大分】プレビュー:3位・徳島と勝点で並ぶ4位・札幌がホームで大分を迎え撃つ。好調・大分との一戦は、今後を左右する重要な戦いだ!(11.11.11)

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11月12日(土)J2 第35節 札幌 vs 大分(13:00KICK OFF/札幌厚別チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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リーグ戦も残りあと4試合。この第35節では勝点59で4位につける札幌が、同46で11位の大分を札幌厚別公園競技場に迎え撃つ。3位・徳島と勝点で並ぶ札幌、ここからさらに上位進出を狙う大分。どちらのチームにとっても落としたくない重要な一戦だ。

ホームの札幌は前節、敵地で東京Vを相手に1−2のスコアで敗戦。調子の上がらないポストプレーヤーのジオゴを遠征メンバーからも外すという思い切った策を打ったものの、守備陣の連係ミスと相手FWの老獪な動き出しから得点を奪われてしまい、勝点を積み上げることができなかった。この結果、同日に愛媛と引き分けた徳島に勝点に並ばれてしまい、得失点差で順位を3位から4位へと落としている。

ただし、「チームの雰囲気は少しも悪くなっていない」とキャプテンの河合竜二は自信を持って言い切る。「とにかく自分達ができることをやるだけだし、それはチーム全員が理解できている。残り試合をすべて勝つつもりで、みんな集中してトレーニングができている」とも続ける。
また、次のように話すのは高木純平だ。「J1昇格を激しく争いながらのシーズン終盤。この状況で普段通りに平常心でいられるわけがない。どれだけ経験のある選手だとしても、そうだと思う。そういう緊張感のある戦いができるということに喜びを感じながら、戦っていきたい」。厳しい戦いの渦中に身を置きながらも、札幌の選手たちはポジティブなメンタルを維持できているようである。

対する大分の前節は、ホームで千葉と対戦して1−1のドロー。23分に先制点を奪われてしまったものの、前半終了間際に好調の前田俊介の得点で同点に追いつき、その後は千葉に押し込まれる場面はありながらも、要所でカウンターで脅かし、ドローに持ち込んでいる。田坂和昭監督は「ボールコントロールやドリブル、パス、どれをとっても相手のほうが技量が高い」としながらも「間違いなく相手よりも運動量が多かった」とタイムアップまでハードワークを貫いた自チームを賞賛した。

現在の順位こそ11位ではあるが、大分の粘り強さは日に日に増している印象だ。千葉戦の2試合前には首位のF東京に競り勝っているし、9月以降は僅かに3敗しかしていない。勝ち切れない試合があり、引き分けも目立っているが、なかなか負けなくなっているのは田坂監督のチーム作りが着実に形となっている証だろう。ここ3試合は敗戦がなく、チームの調子も右肩上がりと言ったところだろうか。

さて、そんなチーム同士の対戦だが、注目すべき点はやはり双方がどういったメンバー構成で戦うかという部分だろう。

前述した通り、前節の札幌は戦術のキーマンであるジオゴをベンチからも外すという思い切った策に出た。しかし、今週の紅白戦などでのジオゴは復調しつつある様子。「疲れも取れて、調子は上がってきた」と本人が明かすように、この試合ではベンチ入りを果たしそうな気配もある。内村圭宏、近藤祐介といった日本人アタッカーも調子を上げているため、どういったタイミングでジオゴと絡むかによって攻撃のリズムも大きく変わってくるはずだ。

一方の大分だが、ここ最近はイ ドンミョンが守備的なポジションで起用されたり、サイドに置かれたりと、田坂監督はチーム状況や相手のスタイルによって選手の配置を積極的に変化させてくる。札幌の石崎信弘監督が「非常に能力が高い選手」と警戒する前田を軸としたアタッキングと田坂采配がうまくリンクすれば、敵地ながらも大分がゲームをコントロールする展開になる可能性も大いにある。

リーグの行方を大きく左右する試合。ゲーム内容は熱くなりそうだが、11月の厚別競技場は非常に冷え込むことが予想されるため、観戦予定の方は是非とも万全の防寒準備を。

以上

2011.11.11 Reported by 斉藤宏則
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