正GKの座を争いバチバチ火花が散っている。
7月にC大阪から期限付き移籍で丹野研太が加入し、順天堂大の上福元直人が特別指定選手として登録された。さらに今週から左手を骨折し戦列を離れていた安藤永倫が復帰し、これまで清水圭介の独壇場となっていた無風地帯がにわかに活気づいている。
天皇杯2回戦(10月10日)では、「練習やトレーニングマッチのときからプレーをみて、なんら問題はなかった。どっかで試したいと思っていた」と田坂和昭監督は丹野を先発で起用。すると、丹野はビルドアップやコーチングで非常に高いパフォーマンスを発揮し、“採用試験”をパスした。
次のリーグ戦では、「天皇杯が終わってからずーっと、最後の最後まで悩んだ。(清水)圭介を起用するかどうか。ほんとミーティングのギリギリまで考え、GKコーチやコーチと相談しながら判断しました」(田坂監督)と、天皇杯の流れを加味され、丹野はプロ7年目で初の先発出場を果たす。ここでも丹野は指揮官の期待に応え、連続無失点と結果を出した。
丹野のプレーに刺激されたのか、この試合後の練習から清水に鬼気迫るものを感じた。それは田坂監督も認めており「GKの練習は凄かった。ちょっと別世界で、フィールドにはない雰囲気を醸し出していた。オーラがあった」とライバル関係を喜んだ。そして、ふたりには「次(の先発起用)はどうするか分からない。それくらい実力が拮抗している。お互いに今が一番伸びる時期だから頑張れ」と話したそうだ。
今日の雨中の練習でも、GK陣は集中力が切れることなく、熱気があった。とりわけ清水は身体がキレ、見事なセービングでシュートを阻止し、猛アピールしていた。「誰が出ても問題ない。その日の調子を見て先発を決めたい」と田坂監督。正当な競争を促し、正当に評価する指揮官の下で、選手はグイグイと実力を伸ばしている。
以上
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2011.10.21 Reported by 柚野真也
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