２０日、浦和レッズの監督に就任することが発表された堀孝史監督の囲み取材でのコメントは以下の通りになります。

★堀孝史ユース監督、トップチーム監督就任《公式リリース》
★J1残留に向けて　橋本代表《公式リリース》

●堀孝史監督
「思った以上に選手たちは明るく取りくんでくれたと思うし、練習前にミーティングをしてみんなで一丸となって戦おうと確認できた」

Ｑ：今回の話をされた際は驚いたのか？
「誰かがやらないといけないし、レッズが降格するのは考えられないので選手、クラブ、たくさんのサポーターと力を合わせてやらないといけないと思った」

Ｑ：就任の経緯は？
「昨日、話が来た。単刀直入に「やってくれ」と言われて、考えて、やることにした」

Ｑ：ユース時代の教え子もいることでやりやすさはあるか？
「３年前から始まっていて、僕は彼らのことを知っているし、逆に彼らも僕のことを知ってくれている部分があるので、理解できるところはある。彼らも僕のことを他の選手に伝えてくれて、いいことだと思う」

Ｑ：外から見ていて分析していたことは？
「結果が出ずに苦しい中でも絶対に降格してはいけない、残留しようという気持ちが見えていたし、クラブハウスのなかでもスタッフを含めて絶対にどうにかしようという気持ちがあった」

Ｑ：週末には横浜FM戦が控えているが？
「今、下から３番目の順位なので勝っていかないといけないし、その辺のことを考えながらゲームを進められれば」

Ｑ：その後はナビスコカップ決勝もあるが？
「タイトルが取れることはうれしいことだが、そのゲームを次のリーグ戦にしっかりつなげられるようなものが出せて、結果も出ればいい」

Ｑ：改善すべき点は？
「改善という言葉よりも、選手１人１人をしっかりつなげていくこと。そのつながりを全員で作っていければ」

Ｑ：時間との戦いになるなかでの処方箋は？
「即効性のあるものがあるかどうかわからないが、自分たちを信じて、やることを共有して、みんなで同じ方向に向かって勝つという意思を持ってやることが一番だと思う」

Ｑ：何を共有していくのか？
「残留するという気持ちと、プレー面でもバラバラになるのではなく、自分たちのイメージを持って全力で戦う」

Ｑ：自信は？
「当然、僕も選手たちも自信を持ってやらなければいけないが、それよりもとにかくやらなければいけないという気持ちでやる」

Ｑ：プレッシャーは感じるか？
「プレッシャーがないと言えば嘘になるが、それよりも全員で絶対に残留するという気持ちでやるだけ」

Ｑ：横浜FM戦の２日前の就任となったが？
「相手のことをしっかりと分析して、自分たちのものを出しながら結果につなげられる戦いをイメージしてやれれば」

Ｑ：社長から言われて考えたと言っていたが？
「１回持ち帰りながら、それからやらせてくれということになった。いつが決断だったのかは定かではない」

Ｑ：葛藤は？
「やらせてもらう以上、まっさらでやるのもいけないので、何ができるのかを含めて考えた末にやるべきだと決めた。ここに来る前はアカデミーにいて、そこでも絶対に降格は起こらないようにと全員協力しようと思っていたし、この話をもらった時に受けるべきじゃないかと思った」

Ｑ：結果が出ていなかった原因は？
「そこまではっきりゲームを噛み砕いて見ていないので、具体的な原因を今の時点で言うことはできない」

Ｑ：午前中にミーティングをしたそうだが？
「時間もないし、たくさんのことを言ってもしょうがないので、今伝えておくべきことを大まかに伝えた」

Ｑ：ユースでやっていたサッカーをやるのか？
「ユースでも選手主導で作っていたし、今の状況で何か１つ共有しなければいけないことに対してはしっかりやらないといけないという話はした」

Ｑ：ペトロヴィッチ監督はサイド攻撃を重視していたが？
「何か１つにこだわるのではなく、何が一番有効なのかを考えながらやっていければと思う」

Ｑ：ユース出身の選手を頼りにしているのか？
「ユースの選手だけでなく、全員を信頼している。全員でやらなければいけないという感覚の方が強い」

Ｑ：社長から何か言われたことは？
「目的は残留、それだけだと言われた」

Ｑ：厳しい状況での就任となるが？
「やるしかない。それが全て。１試合１試合勝っていくことだと思っている」

以上