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一覧へ【J2日記】水戸:水戸に訪れつつあるビッグウェーブ(11.10.18)

東京V戦の前に、サポーター有志「Les Bleus Mito(レ・ブルー・水戸)」から「ホーリーホック存続募金」で集まった960,000円を超す寄付金が贈呈されました

メインスタンド復旧完了に対して、選手からのメッセージ。メインスタンドのコンコースに張り出されました
今年も東日本大震災以降は災難続きでした。震災によりケーズデンキスタジアム水戸のメインスタンドは使用できなくなり、さらに9月の台風15号で練習場が水没してしまうなど、今まで以上の試練が水戸を襲いました。それでも前を向いて戦う選手たちの姿を伝えることが、自分の使命だと思っていました。
そんな中、水戸にうれしい情報ばかりが入ってきたのです。メインスタンドの復旧工事終了の報に続き、10月12日には水戸ホーリーホックサポート募金実行委員会から10,405,031円もの寄付金が贈呈され、そして10月16日の東京V戦前にはサポーター有志「Les Bleus Mito(レ・ブルー・水戸)」から「ホーリーホック存続募金」で集まった960,000円を超す寄付金が贈呈されました。
また、第三者割当増資を行って集まった資金によってJリーグからの借入金3,000万円の返済のメドがつき、さらに一部報道で「水戸市が出資へ」という記事が掲載されるなど(実際にはまだ決定には至っていない)、明るいニュースばかりが入ってくるのです。
正直、すっかり“M体質”になってしまった私は、困惑しているところなのです。この状況をどう伝えるのか。現在もパソコンのキーを打つ手が震えています。
ただ、こうした追い風が吹くのも、これまでどんな苦境に立たされても水戸に携わってきたすべての人たちが前を向いて取り組んできたからだと思います。2年前、試合の解説をするために取材に訪れた元日本代表DF都並敏史氏が練習を見ながらこう言っていたのが思い出されます。
「今は苦しいかもしれないけど、コツコツ努力していれば、必ず誰か見ていてくれる。手を差し伸べてくれる人が出てくるはず。水戸は本当に頑張っている。だから、絶対にいいクラブになると思いますよ」
確実に今、水戸に光が差し込もうとしています。吉原宏太はそれをヒシヒシと感じるようです。
「今の水戸は下位に低迷しているチームの雰囲気じゃないですよ。今までのプロ生活ではなかったほど、チームは一つになれている。テツさん(柱谷監督)がいて、(鈴木)隆行さんがいる。そして、シオ(塩谷司)や(ロメロ・)フランクといった有望な若手もいる。周囲からの支援も今まで以上に増えている感じがしますね。今、水戸にビッグウェーブが来ている感じがすごくしますよ。本当に今後が楽しみなんです」
まだまだ「マイナスからゼロになろうとしている段階」(沼田邦郎社長)に過ぎませんが、水戸に新たな歴史が築かれようとしているのは間違いありません。まさに今、訪れようとしている水戸の転換期。ぜひとも注目してもらいたいと思います。
以上
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2011.10.18 Reported by 佐藤拓也
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