10月８日、千葉の練習場＆クラブハウスであるユナイテッドパークの竣工２周年（2009年10月４日に竣工セレモニーを開催）を記念して、『ユナパ祭り２０１１』が開催された。１周年記念として昨年は10月10日に開催されたイベントの２回目となる。

今回もフクダ電子アリーナでのホームゲーム開催時に出店しているお店が、ユナパフードコートとして登場し、昨年に引き続いて選手が時間帯ごとに交代で店員を務めた。お弁当を販売する万葉軒には藤田俊哉選手、伊藤大介選手、タコスやバーベキューチキンなどを販売するテキサスには林丈統選手、茶野隆行選手、ドリンク販売のいまでやには久保裕一選手、お馴染みソーセージ盛りを販売する喜作には渡邊圭二選手、大久保択生選手、ジェフィ焼き＆おしるこの販売には深井正樹選手、岡本昌弘選手、綿菓子の販売にはマーク　ミリガン選手、益山司選手、山口慶選手などが登場。中でも、大久保選手は本物の店員さながらにソーセージを焼き、皿に盛りつける姿を披露し、その隣では大久保選手の挑発を受けた茶野選手がベーコンを焼きながらカットするのに挑戦していた。
オフィシャルショップ『12ＪＥＦ』には青木良太選手、大島秀夫選手、藤本修司選手が登場して会計の手伝いをしながら、フードコートを手伝う選手と同様にサインや写真撮影などのファンサービスにも応じていた。ほかには、昨年も開催されたオリエンテーリング（今年は「From AQUAマーメイドを探せ!!」）、「マスコット撮影会」、「ユナパ祭り抽選会」、選手、スタッフ、サポーターが参加の「ユナパで集合写真」（写真は千葉オフィシャルサイト（ http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/ ）からダウンロード可能）といったイベントが行われた。

また、今回は千葉テレビ放送の千葉の応援場組『ジェフ魂12　Returns』の選手インタビューを公開収録。立ち見や会場に入りきれないほどの大勢の観客の前に佐藤勇人選手が登場し、ＭＣの野中智子さんの質問に真剣な表情や笑顔を見せながら答えた。佐藤選手はトップ昇格１年目の自分の顔写真を見せられると、あまりの変化に苦笑。自ら「整形疑惑？」という冗談も口にするなど、終始和やかな雰囲気だった。収録前の会場では、今年５月から９月に放送された『ジェフ魂12 　Returns』がＶＴＲ上映された。

さらに、今回初の異色なイベントとして、書道家として活動されている田中葉奈さんによる書道体験教室『ユナパＤＥ書道』（抽選で20名が参加）、選手の書道体験、そして書のライブパフォーマンスを開催。書道体験教室の作品は会場に展示され、書道体験に参加した竹内彬選手、米倉恒貴選手、そして三木博計社長がそれぞれ各１作品を選び、選ばれた方には選手のサイン入りグッズがプレゼントされた。竹内選手が『ちば』と書かれた作品を選ぶと、作者の小さな女の子のお父さんが思わず「キターッ」と絶叫。場内は笑いに包まれた。
選手＆社長の書道体験では、今季の残りの試合に向けての意気込みを表わした四文字熟語を書道で披露。竹内選手は『勇往邁進』、米倉選手は『猪突猛進』、三木社長は『意気軒昂』を選択し、母親が書道の師範の資格を持っている米倉選手は当初「変な字を書くと怒られるから、やりたくない」と言っていたが、堂々とした筆使いを見せていた。
書のライブパフォーマンスでは、サポーターが見守る中で書道家の田中さんが、第31節・草津戦からのＪ２リーグの残り10試合のキャンペーンのロゴとなる『全力　UNITED』を書き上げた。このロゴも千葉オフィシャルサイト（ http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/ ）から無料でダウンロードできる。

熾烈を極めるＪ１昇格争いに向け、イベントでサポーターと親睦を深め、結束を強めた千葉。悲願のＪ１昇格、そしてＪ２優勝へ全力で突き進み、今季こそはＪ２リーグ戦終了後に選手やサポーターが『ユナパ祭り２０１１』で見せた笑顔になることを期待している。

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2011.10.13 Reported by 赤沼圭子