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【第91回天皇杯 2回戦 神戸 vs 三洋洲】レポート:森岡を軸に多彩な攻撃を展開し、快勝の神戸。リーグ戦に向けて、手応え(11.10.11)

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10月10日(月) 第91回天皇杯 2回戦
神戸 8 - 0 三洋洲 (12:59/加古川/2,471人)
得点者:22' 森岡亮太(神戸)、26' 松岡亮輔(神戸)、31' ポポ(神戸)、32' 森岡亮太(神戸)、46' 森岡亮太(神戸)、55' ポポ(神戸)、58' 朴 康造(神戸)、68' ボッティ(神戸)
★第91回天皇杯特集
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J1チームがアマチュアチームに敗れるなど、今年も大番狂わせがあった天皇杯2回戦。モチベーションの違いなど、波乱には様々な要因が考えられる。もちろん、神戸にとっても他人事ではなく、一つ間違えば悲劇の主役になった可能性だってある。

だが、終わってみれば8−0の大勝。関西リーグの三洋電機洲本に格の違いを見せつけた。その裏には、神戸・和田昌裕監督が「Jクラブが苦しんで勝っている結果を見ても、うちもそういうケースは十分にあり得る。(天皇杯までの)この1週間はまず、メンタルを強くもって、試合の入り方を意識して戦おうと選手たちに伝えた」と振り返るように、しっかりとした準備があったのは言うまでもない。

前半。立ち上がりの15分間は、神戸の朴康造や相馬崇人のシュートがポストに嫌われるなどの不運もあり、三洋電機洲本が流れをつかんだ。神戸のお株を奪う厳しいプレッシングからのカウンターで、ゴールに迫るシーンも何度かあった。ここで三洋電機洲本が先制していれば、違った結果になっていたかもしれない。
だが、22分。神戸が朴のCKをニアに入った宮本恒靖がフリックで後ろへ流し、森岡亮太がボレーで先制点を挙げると流れは一変。26分には、ポポ、森岡、松岡亮輔とつなぎ2点目。31分にはボランチの三原雅俊が高い位置でボールを奪い、森岡、ポポとつないで3点目を挙げた。その約1分後には、森岡がこの試合2点目をたたき出し4−0。この時点で神戸がほぼ勝利を手中に収める展開となった。

そして後半。神戸は開始1分に近藤岳登からのロングフィードを森岡がゴールにつなげて5−0に。森岡はプロ公式戦初ゴールだけではなく、初ハットトリックも達成した。
その後も、前線やトップ下の位置で攻撃の起点を作るなど、72分の交代まで神戸のオフェンス陣を力強く引っぱった。試合後、ある記者にプロ公式戦初ゴールの感想を聞かれた森岡は「まあ、Jリーグではないので実感はあまりないですね。でも、1点目はかなりうれしかったです」とコメント。J1クラブとの対戦ではないため、才能が開花したとは言い切れないまでも、自信にはなった様子だった。

森岡の存在はリーグ戦残り6節において、より重要になるだろう。ここ3試合、神戸は柏、名古屋、広島という上位クラブに敗れて3連敗中だが、その原因の一つに攻撃のアイデアの薄さが挙げられる。その中で攻撃にアクセントを付けられる森岡の存在は大きい。
また、ケガ人や警告累積が重なりつつあるチーム状況にあって、若手の台頭は好材料以外の何ものでもない。
今日の試合で森岡がどう化けるか。天皇杯の大勝が、残り6節につながる大きな1勝になることを期待したい。

以上


2011.10.11 Reported by 白井邦彦
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