10月5日(水) 2011 ヤマザキナビスコカップ 準々決勝
鹿島 3 - 2 横浜FM (19:00/カシマ/4,804人)
得点者:1' オウンゴ−ル(横浜FM)、11' 渡邉千真(横浜FM)、49' 興梠慎三(鹿島)、73' 大迫勇也(鹿島)、111' 田代有三(鹿島)
☆ヤマザキナビスコカップ特集ページ
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「みなさん、こんばんは。今日はちょっとジャージで指揮をとらしてもらったので、こういう雨でしたのでびしょ濡れになって体が冷えてしまったのでシャワーを浴びさせてもらいました。時間がかかってしまってすみません」
Q:立ち上がり、選手が集中していないというか、入り方がフワッと入った感じがしました。F・マリノスのプレスにやられていたように思いましたが、田代選手を入れた狙いを聞かせて下さい。
「不運という部分では、どの試合でも我々だけでなくどの相手にも起きうる可能性があったわけで、1失点目は、中田選手に当たってコースが変わってゴールに入ってしまいました。2失点目に関しては、柴崎選手が、少しずつ慣れさせたいということで起用しているわけですが、今回は怪我をして時間が経ってから送りだそうとしていたところで、試合勘やリズムがまだ遠ざかっていた影響がありました。あとは普段出来ている落ち着いたプレーというのが、その場面ではできなくて、不用意なバックパスをしてしまってそこからPKを献上してしまうという状況でした。
ただ、それ以降、彼らが見せたパフォーマンスは帳消しに出来る内容でしたし、戦う姿勢や意志は評価しないといけないと思います。前回、F・マリノスとのリーグ戦は再開時の五月だったと思いますが、国立競技場で早い時間帯で連携の不注意から失点してしまって、あの時は挽回することができず、逆転することができませんでした。今回は選手たちが落ち着いて、状況を判断してやった部分があったのではないかと思います。
また、田代選手の投入は予想していた時間帯よりもっと早い段階で進めなければいけませんでした。それは当然ながら、今日の天候を考えたなかで、どうしても2点ビハインドという状況、通常我々がやるパスワークからの崩しで得点をするということが、ピッチコンディションを考えた時に、水を含んでいくボールがなかなか正確にコントロールできなくなる状況があったので、そこでひとつは相手のDFの選手に体力的な消耗を強いる、同時に我々が違う戦法で田代選手をターゲットにやっていくというのが狙いとしてありました。それがすぐに効果が出れば良いわけですが、出ない時もあります。ただ、貯めた疲労というのは試合の終盤になればどこかで相手のミスを誘えるし、それは単純なミスであったり、ポジショニングのミスであったり、いろんな形があるわけですが、それを誘っていくという部分で投入を考えて、選手たちがうまく理解して、その機能性と役割を実践してくれたんだと思います」
Q:後半、大迫選手が2列目になって、前を向けるためか積極的な姿勢が見られました。後半の大迫選手の評価をお願いします。
「大迫選手は、ひとつは前でも仕事が出来る、得点をすることが出来ます。もうひとつ、サイドでも今日やってもらった役割を、ドリブルだったりスペースを探しながら侵入していく突破も、できます。また、突破してからの味方に対するアシストもできるということで、そういった役割を与えています。今日はうまくその部分を理解してやってくれたのではないかと思います」
Q:今シーズンの鹿島アントラーズは勝負を決めるあと1点が取れない、勝ちきれない試合が多いシーズンだと思うのですが、そういうなかで今日のゲームは90分のなかでの前半は不運な失点もありましたし、キビシイ内容だったと思います。しかし、90分で同点、延長で逆転。しかもFW3人が点を取って勝ったという内容について、このような試合ができたことについて監督はどのようにとらえていますでしょうか?
「正しい分析をされているというのが、僕はありがたく思います。逆に優勝した時よりも、今シーズンは試合を支配する、あるいは相手をコントロールするということに関して、一番出来ているシーズンではないかと思います。ただ、押している時に点が取れなかったり、勝ち越しゴールが取れなかったりということから、引き分けたり敗戦したりという部分があったので、そういうところができるようになって、チャンスが出来た時に決めることができれば、ガラッと変わるわけです。
今日のマリノスさんにしても、ガンバさんにしても、グランパスさんにしても、彼らを完全に支配したり、多くの時間帯で支配することが出来たのは、今シーズンが初めてではないかと思います。今季は豊田スタジアム、この間はカシマスタジアムで試合をしましたけど、相手をしっかりとコントロールして試合運びができるというのは、今までなかったことですし、それができるようになったと言うことは、チームとしての新たな成長が見られたんだと思います。あとは自分たちの流れになった時に得点をするようにしなくてはいけない部分が、まだ部分的に課題として残っています。当然、生き物がやっているスポーツですから、1個良くなれば、別のどこかがおかしくなるということがよくあります。できるだけ、そうならないように微調整を毎日しているところです。
今日の試合では、時間帯は詳しく覚えていませんが、立ち上がりの1分と10分以内で、2失点をしました。F・マリノスさんという相手を考えれば、かなりハードでタフな条件を突きつけられたわけですが、ただ、そこから選手たちに言い続けたのは試合は90分である、と。90分のなかで、そしてナビスコカップでは90分を同点で終われば延長戦があるので、まず1点を取る、そして同点に追い付く。もし90分で終わることができれば良いし、出来なければ延長戦でしっかり終わらせよう、という落ち着きを選手たちに与えましたし、慌てることなくやろうと言いました。
試合において不運は付きものであって、それをみんなでやり直すという作業を徹底すればいいわけです。その成果が、今日の試合の結果に繋がっていると思いますし、本当に現場の一員として喜ばしい勝利だと思います。あとは一人ひとりが、今日のこういった苦しい状況をどのようにプラスに持っていったのかを、今後も継続して忘れずに取り組むことが重要であり、それができればまた新たな形のチームが見せられるのではないかと思います」
以上
■2011ヤマザキナビスコカップ準決勝
10月9日(日)13:00キックオフ(瑞穂陸上競技場)
名古屋グランパス vs 鹿島アントラーズ
☆チケット情報(名古屋公式)
J’s GOALニュース
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