10月2日（日） 2011 J1リーグ戦 第28節
鹿島 0 - 1 柏　（14:04／カシマ／21,466人）
得点者：31' 工藤壮人（柏）
スカパー！再放送 Ch180 10/4（火）後05:00〜
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●ネルシーニョ監督（柏）：
「今日は前半と後半とでかなり色の違うゲームになりました。前半は同数でやっているときに入りも良い入りが出来て、狙っていたスピーディなカウンターであったり、守備のところでの激しさでリズムを掴むことが出来ていました。しかし、前半の途中のところで少し我々のミスが出始めて、そこから鹿島の調子を上げさせてしまったと思います。不注意から退場者も出しました。あのパクの退場は大きく影響してしまいました。
後半、我々が一人少ないということで、相手のセンターバックに我々のフォワードがチェックにいくことがなかなかできなくなっていたので、完全に二人のセンターバックは空けてボランチをケアし、2ラインのやり方は変えずに堅く守っていこうという形に変えました。前半のように、我々が1週間かけて用意してきた守備からのカウンターは、後半は出せなくなっていたのですが、とにかく鹿島ペースのワンサイドゲームを焦らず、しっかり対応できました。一番大きいのは、彼らが気持ちを前面に出して、魂を出してプレーしたこと、最後まで跳ね返し続けたこと。すごく気持ちのこもった良い試合ができたと思います」


Q:10人になった後半、相手がシステムを変えて前に人数をかけてきましたけど、これに対して守りきるためにはどこが一番のポイントだと考えていましたか？

「今日の相手の特長に限ってですが、逆に鹿島が3トップで来てくれたことで守備をはっきりできたと思います。うちの4バックで、4枚で3枚を見ることができ、1枚がカバーリングという役割がはっきり決まっていたので、逆に2トップで来られて機動力のある選手が出てきていれば、もっとやりづらいシーンが増えていたと思います」


Q:大谷選手から中島選手に交代した意図は？守りきるだけなら大谷選手のままで良かった思いますが？
「あなたが柏の監督じゃなくて良かったと思います（笑）。決めるのは私です。
ゲームの見方だとは思いますが、私は横から見ていて大谷がいつもの運動量はなくなっていたと思いました。足も攣りかけていましたし、右サイドの興梠が中に入ってくるプレー、引き出すプレーに大谷がついていけなくなっていたので、あそこを潰さないといけない必要があったので、適任者は中島ということで起用しました」

Q:林選手が小笠原選手にマンマークに行ったように見えたのですが、彼への指示を教えて下さい
「その通りですね。ボランチの小笠原という選手が途中から入ってきた目的は、鹿島にリズムをつくる、組み立てるという意図で入ってきたと思います。実際にそういう局面をつくれる選手ですので、こちらは最重要の選手としてマークを強めにするためにマンツーマンで付けました。彼はボールを持たせてしまうと、斜めのパスとか、ショートパスでリズムをつくって、我々のディフェンスを破がしてくる能力がありますから、工藤がいるときは工藤にその役目を任せていたのですが、前半からずっと出ていたので疲れが見えていました。そこで陵平を入れて、陵平にも同じ役割としてビルドアップ時、または組み立て時に小笠原にプレーさせないということをしっかりできたと思います」

Q:今日は汗をかきましたか？このスタジアムでなかなか勝てていなかったので。
「まずは冷静な判断を必要とされる場所で仕事をしていますので、応援しているわけではないので、一喜一憂したり汗をかいたり、冷や汗をかいたりしているわけではありません。まずそれよりも、ああいう内容でファイティングスピリットを見せてくれたことに誇りを感じていますし、大事なのは勝点3を取れたことだと思っています。そして、今の方が汗をかいています。この照明が熱いです（笑）」

以上