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【J2:第5節 愛媛 vs 横浜FC】レポート:決め切れず、勝機を逃した横浜FCと立ち直る機会を逸した愛媛。どちらも自滅で勝点3を手放し、痛み分けに終わる(11.09.29)

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9月28日(水) 2011 J2リーグ戦 第5節
愛媛 0 - 0 横浜FC (19:04/ニンスタ/2,168人)
スカパー!再放送 Ch182 9/29(木)後01:30〜
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結果的にはスコアレスドローに終わったが、愛媛にも、横浜FCにも勝つチャンスはあった。特に横浜FCは、前半3分に今季初先発のフランサがワンタッチでビッグチャンスを演出。続く16分のセットプレーでも横浜FCは決定機を迎えながら、いずれもゴールを割ることはできなかった。その後も後半には、柳沢将之のフリーキックがGK川北裕介のファインセーブに阻まれ、終了間際にGKとの1対1をはずしたフランサは頭を抱えて天を仰いだ。

この内容に「今日の引き分けについては満足しなければならない」と愛媛・バルバリッチ監督は語ったが、もしボクシングのように判定勝ちというものがあれば勝者は決定打をより多く相手に与えた横浜FCだろう。しかし残念ながら、どれほど試合を優勢に進めてもスコアが同じならば、与えられる勝点もそれぞれ1ずつ。試合後の記者会見で両監督の話しぶりが好対照だったことが印象的だが、横浜FC・岸野靖之監督は肩を落とし、落胆した様子で「1点入ったら何点も入るゲームだった」と失った勝点2を悔しがった。一方でバルバリッチ監督は、冒頭で結果について割り切り、勝点1を拾ったことをよしとしながらも会見が進むにつれて次第にヒートアップ。「同じミスを繰り返してはならない」と机を叩きながらまくしたてた。

勝点2を失った横浜FCと、かろうじて勝点1を拾った愛媛。どちらのチームも選手たちは疲労の影響を否定したが、愛媛は前節から中3日で、横浜FCに至ってはわずか2日。互いに勝ち切れなかったのはミスの多さという点で共通していることからも、疲労の影響がなかったとは言い切れない。特に試合の中盤以降はそれが顕著に表れて、大味な展開になってしまったことは否めなかった。横浜FCは終始フィニッシュの精度を欠き、一方の愛媛も立ち上がりの悪さを最後まで取り戻せなかった。横浜FCの運動量が落ち、取り戻しかけたところで田森大己が2枚目のイエローカードを受けて退場。
立ち上がりのチャンスを逸して自滅した横浜FC、そして立ち直るチャンスを逃して自滅した愛媛。両者ともみすみす勝機を手放した点が、表現方法こそ違えど会見での両監督の落胆ぶりにも表れていた。

しかし裏を返せば、ひとまず連敗を3で止めた横浜FCは勝点3に近づく内容を取り戻しつつある。失点を重ねた守備も今節は完封。それでも、試練は続く。横浜FCは次節、累積警告で高地系治と中野洋司を出場停止で欠き、札幌と戦う(10/2@国立)。一方で出場停止という点では、愛媛も次節は退場処分になった田森と累積警告により高杉亮太が千葉戦(10/2@ニンスタ)に出られない。前野貴徳が出場停止明けで戻ってくることは幸いで、2試合続けてスタメンで出た東浩史も慣れないサイドバックとして安定感を増している。ただ、今節の各選手のパフォーマンスを見れば、両指揮官とも再び中3日で上位陣とぶつかる次節では、選手のやりくりに頭を悩ませることには変わりなさそうだ。しかし、どんな状況におかれても、そして悪いなりにも結果を残すことができなければ、どちらのチームも今の順位に甘んじることになる(愛媛12位、横浜FC15位)。両チームの監督が「プロとしての資質」を問うほどのゲーム内容から、選手たちは何を学んだのか。その答えが日曜日に出る。

以上


2011.09.29 Reported by 近藤義博
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