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【J2日記】大分:クラブに歴史あり。苦難を乗り越え200号。(11.09.28)

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伝説のサポーター、伝説の太鼓叩きとしてチーム発足当時からの大分トリニータを愛し、見守り続けている古澤進二運営事業部シニアマネージャー。

前人未到の記録をつくった!
明日発売される大分トリニータのオフィシャルマガジン『ウイニングゴール』が、創刊200号を迎える。大分FCの広報によるチーム単独での広報誌、情報誌ではJで最も古い歴史があるとのこと。
数々の苦難を乗り越え、生き残ってきたクラブの証である。

1994年、前身となる大分トリニティの発足と同時に創刊。大分県1部リーグの頃である。ボランティアの広報部が編集し、試合のレポートはもちろん、選手やイベント、スポンサー企業にまで取材していたそうだ。
“ピエールF”というペンネームでコラムを書いていた古澤進二運営事業部シニアマネージャーは、感慨深げに200号を眺めながら思いにふける。“

「あの頃は僕もサポーターの一人として太鼓を叩いていました。母体を持たないチームがJを目指すという壮大な夢に心動かされました。『大分の田舎チームがJに上がれるわけないよ』と言われ続けましたが、Jに上がると信じていました。Jに上がった時に昔のチームの足跡を残さないということで『ウイニングゴール』を作ったのですが、使命感とチームを知ってもらいたいという気持ちだけでした」

流れゆく時間とともに、忘れがたい出来事もたくさんあったようだ。
「勝ち続けて知名度を上げるしかなく、負けたら解散という状況で毎試合戦っていました。みんな必死でした。1つの分岐点となったJFL昇格、あの試合は今でも忘れられません」
19号は古澤氏お気に入りの号となっている。パラパラをめくると『661日目の快挙〜またひとつ夢を掴んだ男たち』というタイトルで、当時の熱い思いが綴られていた。草サッカーチームから出発して、今も破られていないJFL最短昇格記録である。

この頃からサッカー人気とともにクラブは緩やかではあるが軌道に乗り、J2、J1への昇格と初ものづくしで成長し、頂点を極めた。そこからご存知のとおりJ2降格、クラブの経営難で冬の時代に突入していくのだが。
人生、山あり谷あり。サッカーを取り巻く環境も同じ。ただ、山の時代から谷の時代になっても、「夢を共感できるものは大事です。チームあっての情報誌。チームが存続する限り、発行します」と古澤氏。

継続は力なりーー。300号、400号を目指してください!

以上

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2011.09.27 Reported by 柚野真也
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