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【J1:第27節 G大阪 vs 甲府】レポート:甲府の堅守を前に、G大阪の攻撃力が沈黙。(11.09.25)

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9月24日(土) 2011 J1リーグ戦 第27節
G大阪 0 - 2 甲府 (18:03/万博/19,882人)
得点者:62' パウリーニョ(甲府)、90'+3 ハーフナーマイク(甲府)
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0-2というスコアのみならず、内容も含めてG大阪の完敗だった。

「決して苦手意識はなかった」とDF高木和道が話したように、アウェイ戦での敗戦のダメージが残っていた訳ではなかったはずだが、立ち上がりから甲府の堅守に苦しめられた。それを示すのが前半5本、後半3本というシュート数の少なさ。互いの順位、G大阪のホーム戦だということを思えばこそ、62分に甲府のMFパウリーニョに先制ゴールを許したことで、より甲府の守備が堅くなることは予想された通りで、それゆえの『3本』だとも言えるが、それにしても、リーグ戦の首位を走る、さらに得点数ではダントツで首位をいくチームとは思えないほど、その攻撃力は完全に形を潜めた。

前節のスターティングメンバーからMF武井択也をMFキムスンヨンに入れ替えての一戦。縦への推進力のあるMFキムと、MF二川孝広を二列目に据えることで、彼らがしっかりと甲府のDFラインの背後を突きながら揺さぶりをかけ、ゴールを陥れようという狙いはことごとく、甲府の守備に跳ね返された。というより、個々がハードワークを怠らず、組織としてもしっかりとG大阪の攻撃に対応してきた甲府の前に、G大阪はミスを連発。全体が連動しきれず、ちぐはぐな攻撃が続く。しかも、前線のFWラフィーニャ、FWイ グノをターゲットにボールを放り込んでも、相手の厳しいチェックもあってボールがおさまらず、なおかつセカンドボールも殆ど拾えない。前半わずかに放ったシュート5本も、その殆どが“決定機”にはほど遠いシュートチャンスだったといっていい。しかも、スピードアップしていくはずの後半も、攻撃は一向に勢いをみせなかった。61分にはMF佐々木勇人とMF武井択也を同時に投入し、システムを3バックに変更して攻勢に出ようと試みたが、その直後に失点をしてからも、攻撃のテンポは変わらず。というより、更に堅く敷かれた甲府の守備をなんとかこじあけようと、攻め急ぐあまりか、前半同様にパスミスを連発。攻守の連携、攻撃の連動性を最後まで取り戻すことができないまま時間ばかりが過ぎ、アディショナルタイムには甲府のエースFWハーフナー マイクに試合を決める追加点を許すという最悪の展開の中で、12試合ぶり、しかも今季初のホーム戦黒星を、再び甲府から喫した。

甲府は立ち上がりから落ち着いた試合運びをみせた。守備の意識も統一されていて、しっかりとG大阪の攻撃を封じ込んでからカウンターで相手の背後を突く。放ったシュートはわずか2本にとどまったものの、「その前半の戦い方が最終的には選手の士気に繋がったんじゃないかと思う」との佐久間悟監督の言葉通り、狙いがとれた戦いは後半の勢いに繋がったと言っていい。実際、その後半も立ち上がりから堅い守備でG大阪の攻撃陣を苦しめると、62分には浅い位置でボールを受けたMFパウリーニョが、そのままドリブルで攻め上がりゴール前中央へ。左足でしっかりとコースを突いて先制点。このゴールで更にチーム全体が安定をみせると、最後は攻め急ぐG大阪を尻目に、パーフェクトともいうべき守備力を示したのみならず、終了間際にエースが体勢をくずしながら左足でゴールを奪い、試合を決めた。この結果、甲府は今季初の2連勝。暫定ながら13〜15位まで同勝点で並ぶ3チームとの勝点差を2に縮めた。

以上

2011.09.25 Reported by 高村美砂
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