9月11日(日) 2011 J2リーグ戦 第27節
岐阜 1 - 1 熊本 (19:04/長良川/3,145人)
得点者:50' 嶋田正吾(岐阜)、62' 武富孝介(熊本)
スカパー!再放送 Ch183 9/12(月)後11:00〜
☆投票してチームをサポート!totoリーグ(無料)開催中☆
----------
この試合、岐阜の注目点は前半の出来と、後半の出来のギャップが生まれるかどうかにあった。
前半、前々節の鳥取戦と比べると慎重で、前節の岡山戦と比べると順調な立ち上がりだった。押谷祐樹と橋本卓が復帰し、現時点ではベストメンバーで挑んだ岐阜は、リスクを懸けずに、選手間の距離も一定に置いて、カウンターを警戒しながらも中盤でパスを繋いで崩していくサッカーを展開。対する熊本もリスクを冒すことなく、慎重なリスクマネジメントをしながら、前半を過ごした。
お互い決定機らしい決定機はないまま、0−0で前半を折り返す。ここまでほぼ『予定調和』と言っていい展開で、試合は後半勝負となった。静かな前半から、岐阜が起こすアクションは自滅か、積極性か。岐阜の真価が問われる45分間。
試合を動かしたのは岐阜だった。49分、カウンターからボールを運んだ押谷が、DFラインのギャップに飛び出したMF嶋田正吾にロングスルーパス。これを受けた嶋田がGKとの1対1を冷静に決めて、岐阜が先制に成功した。
ついに奪った後半の先制弾。これをどういかし、勝点3に繋げるか。しかし、ここから岐阜の守備に綻びが生じる。直後の50分にDF市村篤司に右サイドを突破されると、58分にまた右サイドを突破され、決定機を作られる。直後にもピンチを招くと、62分に中央から途中出場のFWソン・イニョンに強烈なシュートを浴びる。これはGK野田恭平がセーブするが、こぼれをMF武富孝介に押し込まれ、あっさりと同点に追いつかれる。
1−1になってから、試合は落ち着かないばたついたものになった。岐阜は何とか流れを整えようとするが、途中出場のブルーノがアウェイでのF東京戦に続いて、途中で入りながら僅かなプレー時間で負傷交代。想定できないことも起こり、一度ずれた歯車を整えることはできなかった。
反対に熊本も岐阜のばたつきにお付き合いするように、追いつきながらもミスが多く、リズムをつかむことが出来ない。結局、お互い大きな山場が来ることなく、試合は前半の予定調和のままのように、1−1のドローで終了した。
3連敗の中での勝点1と取るのか、ただ転がり込んできた勝点1と言えばいいのか。正直どう捉えていいか難しい勝点1だ。負けはしなかった、後半大崩れすることなく先制するまでは出来た。だが、かといって熊本の拙さに助けられた感もあるし、岐阜も自らの力で流れを引き込めなかった。
「後半は出だしに点が取れたことで、流れを掴めたように見えたかもしれないけど、やっている自分たちからすると、つかめていなくて、流れがどっちつかずの状態だった」
この嶋田の言葉がこの試合の状況を如実に表している。流れを掴んで、ミスなどで手放してしまったわけではない。それ以前の問題であった。長く続くトンネルの出口はまだ見えないのか。岐阜にとって大事なホーム3連戦は2敗1分けの結果に終わった。
この結果を次に…。このフレーズは使い飽きてしまった。この勝点1をポジティブに考えすぎず、むしろ危機感に変えるべき。今はそれしか言えない。
以上
2011.09.12 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
一覧へ- natsuyasumi2024
- jwc2024
- 国立20240824
- pari olympic2024
- bluelock2024
- THE国立DAY
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグ 2023-24
- はじめてのJリーグ
- 2024天皇杯
- seasonreview2023 Jリーグ1年の振り返り(別ウィンドウで開く)
- シーズン移行の検討
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2023 移籍情報
- 大会概要まとめ
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE