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【J2:第27節 北九州 vs 徳島】プレビュー:「劇的」からの変化が進む北九州。ホームに難敵・徳島を迎え、5試合ぶりの勝点3を奪いにいく。(11.09.09)

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9月10日(土)J2 第27節 北九州 vs 徳島(18:00KICK OFF/本城チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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北九州を象徴づけてきた「劇的」という言葉は、少しずつ似つかわしくなくなってきている。開始のホイッスルから終了のホイッスルまで運動量を落とさずに粘り強くパスサッカーを貫く――。もちろんその姿勢に大きな変化はないが、最後の10分の「劇的」は遠ざかった。
背景にはリーグ戦が半分以上を終え北九州に対する研究が進んできたということもあるが、終盤に無理をする相手ではなくなったというのも理由にあげられる。同点のまま試合が進んだときの残り10分。北九州と対戦するチームにとって、勝点を失うリスクを背負ってでも勝点3を取りに行くのはリスキーかもしれない。これは北九州が“上位”として扱われていることの証左ではあるものの、引き始める相手をどう崩すかという課題は顕在化した。

前節の北九州はその課題に挑んだ。高さのある林祐征と、突破力に自信をみせる多田高行を先発起用。従前であれば後半に投入する選手を前半から使う、いわば「劇的の真逆」に挑戦し、結果として前半に2得点を得た。ただその前半に失点も2つ喫し、後半には足が止まった。「自分分析、自己評価が大事。そういう意味でこの試合(今節徳島戦)は大事な試合になる」と三浦泰年監督。成果と不安の両面が出た前節をどう今節に生かすか、指揮官の手腕にも期待がかかる。

今週の練習でも北九州は前週同様にメンバーを組み替えながら調整を行ってきた。「11人の集団になったときに大きな力が発揮できる組み合わせ」(三浦監督)を考え、試しながら試合に臨むことになる。引き分けが3試合続いていることや、上述のとおり研究されてきていることを考えれば、メンバーに変化を付ける必要も出てくる。それが「内容」になり「結果」へと結実するかは試合にならないと分からないが、今節も新たな挑戦を試合でやってのけるかもしれない。

選手たちも課題の克服に前向きだ。FW池元友樹は「いい距離感でプレーできているし、いいコンビネーションを出すこともできている」と話し、「ゴール前での崩しも意識してやれているし、前節もいい形でできた」と前節の攻撃的な姿勢に手応え。またセンターバックの福井諒司が「1試合に1本はゴールを狙いたい」と話すなど、チーム全体の攻撃への意識はいっそう高まっている。

一方の徳島も北九州との前回対戦(8月5日の第3節)以降、勝ち星に恵まれておらず、必勝を期して敵地に乗り込んでくる。2連敗中でもあるが、北九州の木村祐志が「堅いチーム。体も大きいし、セットプレーにも自信を持っていると思う」と警戒するように個の力は高く、柿谷曜一朗をコアにアイデアを持った攻撃も可能。守備側は1対1の対応だけでは抗いにくい。ただイニシアチブを握られると前戦の歯車が噛み合わなくなることもあるため、徳島としては早い時間でリズムを掴みたい。

まもなく今週末のゲームが始まる。内容と結果がいつも伴うとは限らないが、しかし、いま両チームは内容の充足と、そこから出てくる結果を求めて試行錯誤を重ねている。勝点3を得るためにどのような手を打つか。わくわくしながら、どきどきしながら、今週末も本城に足を運んでほしい。好ゲームの予感がする。

以上

2011.09.09 Reported by 上田真之介
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