9月4日(日) 2011 J2リーグ戦 第4節
千葉 1 - 1 東京V (19:03/フクアリ/8,826人)
得点者:5' 大島秀夫(千葉)、68' マラニョン(東京V)
スカパー!再放送 Ch185 9/5(月)後01:30〜
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試合終了を告げる笛の音が聞こえると、思わず膝に手をついたり、その場に座り込んだりしている両チームの選手の姿が印象的だった。シュート数は、千葉が14本で東京Vが15本。だが、その割には決定機は少なく、その決定機でも千葉は3本、東京Vは2本のシュートがクロスバーやゴールポストに当たって外れた。両チームともあと『1点』が取れていればという試合だったが、あの『1点』を失わなければという試合でもあった。
千葉はオーストラリア代表招集で不在のDFマーク ミリガンに代わって、前節は出場停止のMF山口慶の代わりに右サイドバックに入っていたDF青木良太がセンターバックで出場。また、MF米倉恒貴が負傷欠場した一方で、8月11日に新加入記者会見が行なわれたものの怪我で出遅れていたFW大島秀夫が、スタメンで千葉に移籍後初出場となった。その大島の高さを生かしつつ東京Vのサイド攻撃に対応するため、両サイドハーフに入れたMFの村井慎二と太田圭輔を「ウインガーに使った」という千葉のドワイト監督の策は、試合の序盤は特に功を奏した。2分に太田がスピードを生かした突破でシュートまで持ち込み、5分にクロスの精度が高い村井がFKで大島の先制ゴールをアシスト。大島の得点シーンでは、東京Vのマークは大島が走り込んだことでズレるような形で外れていた。
一方、東京VはDF土屋征夫が欠場したが、負傷から回復したDF富澤清太郎がスタメンに入った。立ち上がりに痛恨の失点があったものの、10分にMF井上平のクロスにFW阿部拓馬がダイビングヘッドで合わせるビッグチャンス。だが、これはゴールポストに阻まれ、阿部は19分にもDF高橋祥平のロングパスからフリーでゴール前に抜け出してシュートの決定機があったが、ここは千葉のGK岡本昌弘の好守に阻まれた。後半の戦いぶりを見ると、前半に追いつけば勢いに乗り、一気に逆転までもっていける可能性もあった。
前節のようには前線から激しくプレスをかけず、自陣近くまで東京Vが攻めてくるとボールホルダーにアタックした千葉。最後のところではしっかり守る策だったようだが、相手への詰め方の間合いが選手間によってバラつき、後半は疲れも出たか前半よりも楽に東京Vにボールを保持させてしまった。東京Vらしいテクニックのあるパス回しに押され、後半はビルドアップが減ってカウンター攻撃頼みの展開。だが、そのカウンター攻撃も精度を欠き、後半のシュート10本のうち決定機は、57分の大島のヘディングシュート、85分の太田のシュートで、それぞれクロスバーとゴールポストに当たって外れた。
後半は完全に主導権を握っていた東京Vは、68分、MF小林祐希のパスを受けたFW飯尾一慶が絶妙なクロスを上げ、FWマラニョンがヘディングシュートでゴール。千葉にしてみれば、それまではマラニョンの前に何とか体を入れて失点を阻止してきたのに、動きに付き切れずにぽっかりとマークが外れた痛恨の場面だ。その後も攻めたてた東京Vだが追加点は取れず、上位との勝点差を一気に詰めることはできなかった。東京Vサポーターから「シュート打て」の声があがった時間帯もあったが、果敢にゴールを狙って豪快なシュートを打っていた小林はマラニョンや阿部とはまた違う形で千葉に脅威を与えていた。
4戦連続勝利なしとなった千葉は今季で最も苦しい状況だが、大島の活躍は今後への好材料だ。だが、J1昇格を達成するには、守備のイージーミスを減らすことはもちろん、攻撃での連係を向上させて、得点につながる可能性の高いシュートを増やすことが必要だ。
以上
2011.09.05 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第4節 千葉 vs 東京V】レポート:大島の移籍後初ゴールで先制も攻守のミスで勝ち切れず、千葉は4戦連続勝利なし。主導権を握った東京Vも攻守にミスが出て、得た勝点は1止まり。(11.09.05)
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