第3節でルーキーの鳥取を相手に、久々にホームのグリスタで勝利を飾った栃木。それ以前にホームで挙げた勝利は、6月19日の北九州戦(第17節)まで遡ります。選手、ファン・サポーターが待ち焦がれたホームの勝利で勢いが付いた栃木。次に狙うのは、その時以来の連勝です。
今節の相手は通算5勝1敗と相性抜群の横浜FC。しかも、ニッパ球では過去2戦2勝と負けなし。ただ、過去の成績が今節の勝利を約束してくれるわけではなく、「負けていないけど、相性が良い程度。しっかり準備しないと足下をすくわれてしまう」とは大久保裕樹選手。やはり、入念な準備は欠かせません。
そこで、「同門」をキーワードに、選手にキーマンについて話をうかがってみました。
まずは、右サイドバックの赤井秀行選手。横浜FCの左サイドバック宮崎智彦選手は、流通経済大学の後輩にあたります。
「特長ですか? 俺は、バレバレでしょうね(笑)。あいつは、1対1に強いし、ビルドアップも巧い。でもね、ちょっと足が遅い(笑)。だから、うまく裏を突けたらいいですね」
サイドアタックに鋭さを見せる横浜FC。それだけに、サイドの綱引きが勝敗の鍵を握りそうです。鳥取戦から好調を維持している赤井選手は、今週の紅白戦でも質の高いクロスからゴールをアシスト。持ち前の高い守備力を活かしてサイドの攻防でイニシアチブを握り、攻撃面でも勝利に貢献するような活躍が期待されます。
宮崎選手と左サイドを構成するのは、元鳥栖の野崎陽介選手。野崎選手は前節の水戸戦では決勝弾、前回の対戦ではドリブル突破からPKを奪っているだけに要注意人物にあがります。栃木で鳥栖と言えば、もちろんこの人、廣瀬浩二選手。
「(野崎選手は)縦にも内にも行ける。両足で蹴れる。でも、へらへらしてる(笑)。ヒデ(赤井選手)は人に強いから不安はない。ヒデの粘り腰なら大丈夫」
いつものことながら笑いを入れることを忘れず、赤井選手に太鼓判を押した廣瀬スカウティング部長(勝手に命名させてもらいました)ですが、横浜FCの“心臓部”については真剣な表情で、こう話してくれました。
「高地さんはFWがフリーにさせないようにしたい。4−4−1−1のような形でFWが気を遣い、ブロックを作ってケアしたい。そうすれば勝利に近付けるはず」
前回は高地系治選手をフリーにしたことで劣勢に回る時間帯があっただけに、横浜FCの起点潰しは重要なミッションになるはずです。高地選手と廣瀬選手のマッチアップは、火花が散ること間違いないでしょう。
クラブの無敗記録を、これまでの11試合から12試合に更新した栃木。廣瀬スカウティング部長の分析が奏功し、記録を伸ばすことができるのか。同門対決にも注目して、今節の試合を楽しんでみてください。
以上
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8月13日(土)J2 第24節 横浜FC vs 栃木(18:00KICK OFF/ニッパ球)
2011.08.12 Reported by 大塚秀毅
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