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【スルガ銀行チャンピオンシップ 2011 SHIZUOKA 磐田 vs インデ】アントニオ・モハメド監督(インデ)前日記者会見コメント(11.08.02)

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8月3日(水)スルガ銀行チャンピオンシップ 2011 SHIZUOKA 磐田 vs インデ(19:00KICK OFF/エコパ)

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Q:明日に試合に向けて
「みなさん、おはようございます。私たちは日本に来ることができて非常に満足しておりますし、明日の試合は非常に有名な試合でもあります、その試合に勝つためにしっかり準備して来ております」

Q:日本のサッカー、ジュビロのサッカーの印象は?
「ジュビロの試合はずっと前から映像で研究してきていますし、2日前には(ヤマハ)スタジアムで彼らの様子も見ることができました。非常に良く構成されているチームだと思いますし、攻撃的なチームだという印象があります。ただ、アルゼンチンのサッカーとは違ってフィジカルコンタクトがあまりないという印象ですが、良い選手、例えば前田選手、山田選手といった良い選手を抱えている非常にまとまったチームだと思います」

Q:アントニオ監督はメキシコでの監督経験が非常に長いと思いますが、今回アルゼンチンのクラブを率いるにあたり、メキシコ的なサッカー、アルゼンチン的なサッカーをミックスさせたスタイルを出そうとしているのですか?
「いい質問ですね。私はメキシコで監督としてデビューし、監督としてのキャリアを重ねてきました。私の考えた方としてはメキシコのスタイルを取り入れながらアルゼンチンサッカー特有の個人技、それからアグレッシブな部分を上手くメキシコ的なサッカーにミックスさせて、その2つが上手く融合したサッカーを実現したいと思っています」

Q:「メキシコ的なスタイル」というのは具体的には?
「メキシコサッカーというのは少し日本のサッカーに似ているところもあると思います。後方に下がって後ろからボールを回しつつ前に攻めていきます。あまりロングパスを使わず、短いパスをつないで攻めていく形です。アルゼンチンの特にローカルな試合になるとロングパスを出して攻めるというスタイルも見られると思いますが、そうではなく短いパスをつないでいくというサッカーです。後方から前方にいきなり持って行かないというのがメキシコのサッカーだと思います」

Q:来日する前にロサンゼルスでプレシーズンマッチを戦ってきたと思いますが、その中で今回のジュビロ戦に向けてどんなことを目的としてやってきたのですか?
「ロサンゼルスでの試合というものは、12時間の時差があるアルゼンチンからできるだけその時差を短くしようという目的もありましたし、ロサンゼルスでの活動というのは全て明日の試合の準備のためのものでした。様々な戦術を試したり、ジュビロにできるだけカウンターを仕掛けることができるように、それから裏をかけるような戦術といったものなどを試す期間となりました」

Q:インデペンディエンテというチームは“カップ戦の王者”という異名のあるチームですが、今回のスルガ銀行チャンピオンシップ2011の優勝カップを獲得するということはどれだけ重要なことですか?
「たしかにインデペンディエンテという名前は非常に大きい名前だと思います。ただ、今はその名前が例えばボカ・ジュニオルスやレアル・マドリードといったチームに押され、そういった異名に陰りがきている部分もありますので、インデペンディエンテの歴史を踏まえても私達がぜひ獲得しなければならないという義務感を持っていますし、今回カップを手にして、このインデペンディエンテにその異名を復活させたいと考えています。ですから、今回の大会は非常に重要なものです」

Q:現在、自国リーグはオフシーズンだと思いますが、新しいシーズンを前に仕上がり具合は?
「たしかに今はオフシーズンですし、今シーズンが始まるにあたって初めてオフィシャルな試合が今回の試合となるわけですが、その後にレコパという試合があります。そして8月10日には新しいシーズンのリーグ戦の初戦を迎えるということでこれから様々な試合が目白押しとなります。目標はやはり前期のリーグ戦を優勝することですので、この試合に対する準備もさることながら、リーグ戦やその他の試合に対する準備もしっかりしてきております」

Q:先ほどジュビロのサッカーに関することで「フィジカルコンタクトが少ない」というコメントがありましたが、アルゼンチンのクラブチームとの対戦時と比べ戦い方が変わってくる部分もありますか?
「先ほどの申し上げたのは、日本のスタイルはアルゼンチンのスタイルと違うということであり、その違いとしてより組織的な連係したプレーを行うこと、それからプレーに対するリスペクトが非常に強いために、あまりフィジカルコンタクトをしたがらないという特長があると申し上げたわけですが、やはりサッカーは普遍的なものですし、それぞれのスタイルをすぐに変えるということはできないと思います。それでいいと思いますし、やはりそれぞれの文化、スタイルが異なる中でサッカーを行うべきだと思いますし、アルゼンチンはアルゼンチンの文化、スタイルで戦いますし、ジュビロ磐田もジュビロ磐田の文化、スタイルで戦えばいいと思います。その中でどういった結果が出るかはお楽しみということで、どちらの文化、スタイルがいいということを決めるわけではなく、それらがぶつかった時にそれぞれのスタイルを尊重し合い、自分達が自分達のスタイルを消化し、感じることができればよいと思います」

Q:名門クラブと対戦できるということでジュビロ磐田の意欲も非常に高いものがあると思いますが、あらためてインデペンディエンテのストロングポイント、強さを教えてください。また、ジュビロ磐田の警戒する部分は?
「とても喜んでくださっているということでありがとうございます。私達も日本に来ることができ、こういった試合に出場することができ、とても満足しています。皆様にもありがとうございますと伝えたいと思います。ジュビロ磐田の選手についてはずっと前からいろいろな選手のことは知っていました。駒野選手、加賀選手、藤田選手、山本選手、前田選手、山田選手、ジウシーニョ選手、金園選手、その他いろいろな選手をずっと前から知っており、そのプレーに注目しておりました。ですから、そういった選手と日本で対戦できること、そしてそういった選手が日本で私達と対戦することを喜び、名誉なことだと感じてくれていることを私達も同じく名誉なことだと感じております。明日の試合を見に来てくださる観客に素晴らしい試合を共にお見せし、皆様に楽しんでいただければ幸いだと思っております」

Q:明日の試合の中でこの選手のこういったプレーに注目してほしい、という点ではいかがですか?
「私のチームには非常によい選手達がいます。アルゼンチンの文化を代表できる選手達です。メッシはいませんが、いろいろな偉大な選手がいます、こういった特長であるということをここで申し上げることができず残念ですが、非常によい選手が集まってとてもよいチームを作っていますし、それを明日お見せすることができるだろうと思っています」

Q:静岡という土地にはどんな印象を持っていますか?
「アルゼンチンが夜だとこちらは昼間ということで、時差の調節にやや苦しんでいますが、こちらの印象としてはみなさんとても親切にしてくださり、練習場として使用させていただいている施設も非常によいところで様々なものが整っていますし、友人のみなさんから非常に親切にしていただいております。文化が全く違うということで私達にとっては全てが目新しいもの、全てが違うものとして映ります。とても感謝しております。アルゼンチンに日本のチームが来た時にもぜひ同じような歓迎をさせていただきたいと思っています。みなさん、アルゼンチンに来ていただけたらと思います。ただ、昨日の地震には非常に驚きましたが(苦笑)」

Q:蒸し暑さなど気候面では問題ありませんか?
「たしかに午前中は暑いですね。ですから、練習を午後、夕方に近い時間にすることに変更しました。やはりこの土地は暑くて湿気があると感じますし、それは少し体に辛いかなと思いますが、最終的には自分達はしっかりこれに適応できるのではないかと思っています」

以上
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