7月31日（日） 2011 J1リーグ戦 第19節
仙台 0 - 0 柏　（19:04／ユアスタ／15,315人）
スカパー！再放送 Ch181 8/2（火）後09:00〜
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●手倉森誠監督（仙台）：
「ネルシーニョとまず話したのは『やりづらかったな』と（笑）。自分たちはカップ戦でまず柏を蹴落とし、今節の戦いで連勝できれば、自分たちはリーグ戦に弾みにつく。上位に君臨している柏に勝つことで得られる物はたくさんあると意気込んで臨んだゲームだった。勝点３を取れれば成功だったんですが、前回対戦の修正ポイント、我々もメンバーを変えたし、向こうはメンバーとシステムを変えたし、ある程度は予測がつく展開の中で拮抗した試合だったと思う。今、選手と話したのは、上位陣と拮抗したゲームをいかに持っていくかというところが勝負になってくる。拮抗したゲームで失点しなければ勝点１は転がり込んでくる。今日の試合でのシチュエーション、柏との連戦、手の内の探り合い、読み合い、分かり合いというところを見れば、選手たちには話したが貴重な勝点１だったのではないか。７月はカップ戦だけの１勝に留まりましたけど、８月のリーグ戦に向けてこうした厳しい戦いを覚悟しつつ、リベンジしなければならない戦いが続く。そこに対して切り替えようと話した。上位の柏に対してホームで勝点３取れなかったのはサポーターに申し訳なかったが、今日は貴重な勝点１を取ったことで、Ｊリーグの中のＡクラス、６位以内というところは１ゲーム差内にあるんだとポジティブに考えて、前向きに結果を捉えて残りの試合で上位に食い込めるようにやってきたいと思います」

Q:細川選手が入った時に田村選手を左にしましたが。
「細川はトレーニングでも左右やらせた時があったんですけど、今年は右にこだわりたいというところがありましたし、連戦の中で朴柱成がこうなることも残念だったんですけど、悪い方で予想していたことが的中して、田村を左に回すというのはプランの中にありました。田村は散らしての精度あるクロス、２列目に近づいた時のインスウィングのプラスのボールというのもアイデアが良かったと思う。試合が終わってから左も練習しようかという声掛けはしました」

Q:７月はリーグ戦では未勝利に終わりました。
「７月、勝ったことがないというデータもありながら、振り返ってみたらデータどおりだった。それは残念だ。チーム内で話していたことは、リーグ戦勝ちなしというところの結果で足踏みしている状態だけど、チームのバイオリズム、我々がチームで話しているところ、今日のゲームの前、カップ戦挟んで１２試合のところ、柏は６勝６敗だった。我々も４勝４分け４敗だった。五分の成績なんだとポジティブに捉えられるような考え方をして、リーグ戦は勝てなかったけどカップ戦は２回戦に進出したというところで確かな手応えであると思う。それを持って、過ぎたことよりも８月の試合に切り替えて、勝ち星を増やせるように努力していきたい。本当に辛抱させられた月だった。復興の先頭に立って戦う中で疲れていく部分が誰彼も出ていると思う。また希望の光になれるようにもう１回やっていきたい」
Q:０−０となりましたが、得点を取れなかった原因は。
「今日は相手の守備組織の映像をしっかりとスカウティングして、彼らの弱点への戦い方を頭に整理して挑んだんですけど、彼らも修正してきて、サイドハーフ、サイドバック、ボランチ、センターバックの間でボールを収めさせてくれなかった。我々はそこを起点にして最終ユニットのところを破りたかった。柏も今日はどちらかというと、攻め込んだ後のショートパスは多かったですが、攻め込む前は我々のサイドバックのところにダイアゴナルに放り込んできたのがあって、それを跳ね返した時に相手のボランチがセカンドを拾う回数が今日は多かった。つなぎながら攻め込みたいところが削られたなというところです。あとは取った後の次のパス、前回の対戦の時よりもちょっと収まりが悪かったり、慌てて蹴ってしまった場面とかあったのは否めない」

Q:最後の交代で中島選手を入れた要因は。
「残り時間帯でセットプレーの守備を考えれば、赤嶺の立っているインサイドのポジションをできるのは中島だけだった。点を取るだけならば誰でもよかったが、守備のことを考えて中島を起用した」

以上