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【J1:第5節 甲府 vs G大阪】プレビュー:G大阪の攻撃力を抑え、甲府の攻撃力に勝機を見出して伊東輝悦のJ1・500試合出場を勝点3の華で飾ろう(11.07.15)

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7月16日(土)J1 第5節 甲府 vs G大阪(18:30KICK OFF/中銀スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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慶事は重なるもので7月16日のG大阪戦は伊東輝悦のJ1通算500試合出場(予定)だけでなく、内山俊彦のJ1、J2通算300試合出場(予定)であり、三浦俊也監督の48回目(確定)、パウリーニョの29回目(確定)の誕生日でもある。どの試合も全力で戦うことは当然だが、前人未到の伊東の500試合出場に「華を添えたい」という気持ちは、甲府に関わる人みんなが強く持っているし、清水のサポーターもそう思ってくれているはず。そして、伊東が「一番影響を受けた監督」に挙げる西野朗監督(アトランタ五輪代表監督)率いるG大阪が対戦相手というのも面白い。昨年、もう1試合多く清水で出場していれば前節の清水戦が500試合になっていたので惜しかったが、日本のファーガソンとの対決でも物語と運命のつながりがあって不思議。前節は機関銃シュートで負けているので、今節はライフルのように精確なシュートで慶事を祝う勝点3を手にしたい。

G大阪はアドリアーノがカタールに行ってしまって少しは弱くなるのかと思っていたら、他の選手が点を取り始めて現在は2試合未消化なのに3位。失点の多さは課題だろうが、2点取られれば3点取るという素晴らしい腕力があるから強い。宇佐美貴史のバイエルンミュンヘンへの移籍がどんな影響をチームに及ぼすのかは分からないが、最後は帳尻を合わせそう。前節、宇佐美のサヨナラ試合を勝ったG大阪を迎える甲府が今度は節目の試合で勝ちたい。しかし、totoの投票状況を見れば世間様はG大阪が圧倒的に有利と見ている。当然といえば当然だが、そこを何とかするのが監督・選手の力。甲府がG大阪に3−2で勝った06年の第25節を思い出して世間様を驚かせたい。

灼熱の前日練習後、三浦監督は「ここまでやってきた中でG大阪は一番攻撃力があるチームだと思う。誰か一人をマークすればいいチームでもない。セットプレーもスーパー。無失点に抑えるのは難しい」と話した。しかし、あまりの暑さで弱気になっているのではない。「3点取られれば厳しいが1失点なら(G大阪は失点が多いので)つけ込む隙はあると思う」と、勝機を複数得点に見出そうとしている。もちろん、強気でもないが…。甲府は完成度を高めることに時間が掛かるコンパクトなスリーラインで構成する純度100%のゾーンディフェンスではなく、混乱しやすい部分にはマンツーマンを取り入れて4連敗から守備を立て直しつつあるので、今の守備力がどれだけG大阪の攻撃に通用するのかは注目点になる。

守備より不安なのは1点打線にも満たない甲府の攻撃力。G大阪に1点取られれば2点、2失点なら3点必要だが、ここ最近の得点力ではちょっとしんどい。相手が変れば状況も変るが、急に点が取れるようになると楽天的になることもできない。期待のダヴィは次節以降だろうし、もう少しダイエットが必要。G大阪は気さくに2失点、3失点してくれるほど甘くもない。ここ数試合パウリーニョが裏を取るいい動きをしているが、ここまで7ゴールのハーフナーマイクと3ゴールの阿部吉朗のゴール数が増えておらず畳み掛ける勢いがない。勢いだけで攻撃している訳ではないが、マイクは厳しいマークを受けてシュートチャンスが減っているし、阿部はシュートを打つものの決定力の神様がなかなか振り向いてくれない。そこで頼りになるのがコーンローの片桐淳至と帰ってきたダイナモ・石原克哉の2人。後半に投入される可能性が高い片桐は、精度の高いクロスだけでなくドリブル突破のキレも出てきたのでG大阪の守備陣が疲れている時間帯に決定的な仕事を期待できる。石原は、伊東輝悦とボランチでコンビを組んで攻守に渡ってチームの基盤を支えているが、ナツ男らしく試合ごとに運動量とプレーの質が高まっている。彼らの積極的なプレーが脅威になれば、マイクや阿部のチャンスも増えるはず。

「(ケガからの復帰戦は)動けなかったが、徐々に動けるようになってきた。動かなければ何も始まらない。G大阪は『そこにパスを通すか』って思うようなコースにパスを通してくる。甲府の選手が『これくらいでいいや』というようなプレーをしていれば勝てない。ちょっとした油断をG大阪は見逃さない。ボールを持てば落ち着いたプレーをし、しっかりとチャレンジをしながら引き過ぎることがないようにしたい。守備では決まりごとがハッキリしてきたが、それだけではなく状況に応じた柔軟性が大切だと思う。追い込まれてもネガティブにならずに戦えるメンタリティも必要になると思う」と石原が言うように、甲府は90分間積極的かつ注意深く戦うことが必要だ。

バルセロナ同様にG大阪もゾーンディフェンスを破るパスワーク、コンビネーション、個人技を持つチームだが、中2日のG大阪に対して先週の水曜日に試合をしている甲府は中6日とコンディション面では優位だし、慶事を勝利で祝いたいというモチベーションも加わる。totoの投票状況ほどの差はない。迷いなく「2」をシングルでマークした人には申し訳ないが、今節の難しいカードは甲府対G大阪だったと悔しがらせる結果を甲府に関係する人みんなの力で奪い取りたい。

■この試合注目のHOT BALLER:伊東輝悦(甲府)

以上

2011.07.15 Reported by 松尾潤
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