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【J1:第5節 川崎F vs 柏】プレビュー:前節の敗戦を糧に、首位柏との負けられない試合をものにしたい。(11.07.15)

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7月16日(土)J1 第5節 川崎F vs 柏(19:00KICK OFF/等々力チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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川崎Fは前節の浦和戦で、評価の難しい戦いをしている。試合記録だけを見れば、負ける要素は無かった。しかし、結果としては0−2の完敗。前半35分にジュニーニョが自ら作り出した決定機をはじめとし、チャンスがあっただけに、やはり決めるべきところで決めるという事の大事さを改めて思い知らされた一戦となった。そして、原口元気の貪欲さが出た先制点を見せつけられ、ゴールに向かう、そして勝利するのだという気持ちの大事さを感じさせられた。

無得点での敗戦となった浦和戦を終え、ホームに柏を迎えるこの試合は、川崎Fにとって非常に大きな意味を持つ試合となる。優勝を狙うチームにとって、やはり連敗は避けなければならないものであるという事。そして、上位陣との直接対決であるという事。そしてなによりも、ホーム等々力での試合であるという点を忘れてはならない。

そうした文脈で言えば、例えばこの柏戦に対して小宮山尊信は「どの試合も大事ですが、次の試合は特に大事になる。等々力ですしね」と話し、上位陣との対戦であることと同時に、ホームであるという点を強く意識していた。サポーターを大事にする小宮山らしい発言であり、気持ちを引き締め直してこの試合に臨むとの決意が伝わってくる言葉だった。

気持ちを入れなおすという点では矢島卓郎も「切り替えてやりたい」と前を見据えていた。試合間隔が短い中、気持ちをどのように立て直すのか、一つ目のポイントとなるであろう。その矢島は、浦和戦での反省点としてミスの多さを指摘している。そしてこれはチーム内の複数の選手が口にする部分でもあった。例えば山瀬功治は「ミスも多かった。決めるべきところで決めきれないと。コンディションは理由にはしてはならないと思う」と反省。また、井川祐輔はそのミスが起きうる事を想定しつつ「ミスが出てもリスク管理はしないと」と話し、最終ラインとして攻撃から守備へと切り替わった際にいかにして相手攻撃陣を抑えこむのかという点に焦点を当てていた。

ちなみに浦和戦ではミスの多さが目立っていたが、その点については浦和の守備意識の高さが影響を及ぼしていたものと判断している。すなわち、前線に一枚だけ残し、両サイドの選手が割と低めのポジションにまで帰陣することでスペースを消しており、必然的に川崎Fが使えるスペースは少なかった。そうした相手に対しては、フリーランニングの質を高め、連動した攻撃が必須になるのだが、この日の川崎Fは連戦の影響があったのか(選手たちはそれは否定していたが)連携面でミスが目立っていた。

その点、柏という相手は極端な守備陣形を取ることもなくオープンに打ち合ってくれる相手である。例えば前節の広島戦では、柏が23本のシュートを打つ一方、広島も17本のシュートを放っておりまさに殴り合いという表現が適切な試合を行っていた。そういう観点で言えば、川崎Fにとってはロングボール主体の攻撃を挑んできた浦和よりは自分たちの色を出しやすい相手だということが言えるのかもしれない。

ただしここまでの川崎Fの戦いぶりを振り返ると、川崎Fの守備陣を攻略するのにはロングボールが効果的であるということが見て取れることもあり、柏がそうした戦いを織り交ぜてくる可能性は否定出来ない。柏がロングパスを多用するのかどうかは、試合展開が変化するポイントのひとつであり、注目に値する部分であろう。

そんな柏は本質的に、攻守にバランスの取れた良いサッカーを展開するチームである。酒井宏樹が駆け上がる右サイドからのクロスは柏の得点源の一つ。このクロスに点で合わせられる北嶋秀朗のスタイルは脅威である。また、非凡なシュート力を見せるチーム内得点王の田中順也、高い技術を持つレアンドロ ドミンゲスといった選手が絡む攻撃は高い水準にある。

守備においても、18失点とリーグ5位タイの数字を残しており、決して悪いものではない。GK菅野孝憲を中心とした守備陣はなかなかの堅さを見せてきた。J1昇格初年度ながらもここまで首位を走るその実力は侮れないレベルにある。

首位柏に対し、5位の川崎Fは勝点で7点差を付けられている。勝敗の如何では、勝点差が4にも10にもなる直接対決である。川崎Fにとってはホームのサポーターを前にどうしても負けられない一戦であるのは間違いない。

負けはしたが、浦和戦は内容的に「完全にダメダメで負けた感じでもなかった」(小宮山)という試合だった。だからこそ、良かった点を伸ばし、訪れた決定機をしっかりものにして優位に試合を進めたい。焦ることはないが、気持ちを引き締めて試合に臨んで欲しいと思う。

この試合注目のHOT BALLER:小宮山尊信(川崎F)

以上

2011.07.15 Reported by 江藤高志
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