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【J1:第4節 横浜FM vs 山形】レポート:劇的クナン弾で横浜FM5連勝。山形は“三ツ沢の悲劇”に泣く(11.07.14)

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7月13日(水) 2011 J1リーグ戦 第4節
横浜FM 2 - 1 山形 (19:05/ニッパ球/7,104人)
得点者:1' 渡邉千真(横浜FM)、57' 宮崎光平(山形)、90'+5 キムクナン(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch181 7/15(金)後09:30〜
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ニッパツ三ツ沢球技場のピッチに、トリコロールの山が現る!? 
選手たちが次々と重なって、人の山盛り状態に。喜び揺れる山が崩れて、その一番下から出てきたのは、満面の笑みの横浜F・マリノス、キム クナンだ。

ラストプレーだった。横浜FMは右CKを得て、兵藤慎剛がプレースキック。スピードはそれほどないハイボールがファーサイドへ飛ぶ。その先にいた身長193cmのクナンは、相手マーカーの背後から競り勝ち、渾身のヘッド。ゴールネットを揺らして、実にドラマチックな決勝点を生んだのである。
当ゲームのプレビュー( /jsgoal_archive/jsgoal/detail.php?press_code=00122002 )で、古巣・モンテディオ山形戦へのクナンの熱い意気込みを紹介したが、その想いがゴールという形になって見事に結実。スコア、1−1の状態から途中出場した“救世主”に、冒頭の手荒い祝福が待っていたわけだ。

だが、試合後の横浜FMの選手たちの表情は一変し、曇りがち。「何もない」。試合内容について問われ、そうつぶやいたのは中澤佑二。内容だけ見れば、横浜FMの今季ワーストゲーム候補にノミネートされるぐらい、低調だった。
渡邉千真が開始15秒に秒殺ゴールを奪うも、9分にファーストシュートを打たれてからは、劣勢に。前半終盤にトップ下・谷口博之と右MF・中村俊輔のポジションをチェンジして挽回を図ったが、この日はそれ以前の問題だったように思う。後半は山形ペースの加速が高まり、横浜FMは攻撃の形を見出すことさえ、ままならなくなったのだ。

良くなかった原因は、3つ考えられるのではないか。
(1)球際の弱さ、(2)運動量の少なさ、(3)ミスパスの多さ。

(1)と(2)は、連戦の疲れの影響が多少なりともありそうだ。山形は中6日、横浜FMは中3日で迎えた試合だったが、ボールを奪いに行く際の勢いと力強さ、セカンドボールの回収率で、山形に圧倒された。(2)について付け加えれば、選手同士の距離間が離れすぎているため、攻撃は単発に終始。守備では1対1の状況を多くつくらせたと言える。そして(3)により、山形のカウンターの餌食になり、人数をかけてくるサイドアタックに大いに苦しめられる。
そして、(1)〜(3)が重なったことで、組織として「常にバランスが悪かった」(小椋祥平)。

一方の山形は “内容のある”ゲームを演じるも、結果が出なかった。
横浜FMの上記(1)(2)の反対で、球際に強く、運動量が多かった。(3)は山形もあったが、それを補うほど、実直に何度も繰り返すサイド攻撃が効いていた。57分の宮崎光平のゴールもまさにそれ。宮沢克行の左クロスがゴール前を横切り、大外から走り込んだ宮崎が蹴り込んだ。
72分の太田徹郎のクロスバー直撃ヘッドも、左サイドバック石川竜也のクロスから。バーに当たったシュートはもう1本。36分に宮沢の思い切りよいミドルがゴールを強襲している。
この2本の決定機プラス、後半は「攻められる分だけ、攻めていた」(下村東美)だけに、結果が逆転していても不思議ではなかっただろう。山形にとっては開始15秒後と終了15秒前に決められる、“三ツ沢の悲劇”だった。

以上

■この試合のHOT BALLER:キム クナン(横浜FM)


2011.07.14 Reported by 小林智明(インサイド)
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