7月13日(水)J1 第4節 名古屋 vs 鹿島(19:00KICK OFF/豊田ス)
スカパー!生中継 Ch181 後06:50〜
☆豪華賞品が当たる!totoリーグに投票しよう!|HOT6特集
----------
1勝1分とまずまずのスタートを切った7月の「HOT6」で、名古屋がようやくホーム初戦を迎える。前節アウェイで神戸を破り、現在9戦無敗とチーム状態も充実の一途。守護神・楢崎正剛の不在も高木義成という実力者が見事にカバーし、戦力に少しの綻びもない。得点ランク上位を争う玉田圭司がやや調子を落としている感は否めないが、夏を前に藤本淳吾がチームにフィットし、ダニルソンもここにきて昨季の怪物ぶりを取り戻してきておりここもカバー。全体的に見れば名古屋の状態は上々で、18節までの3試合連続でゴールを決めた新鋭・磯村亮太や、前節で戦列に復帰し、いきなり決勝ゴールを挙げた中村直志など、チームを勢いづける材料も次々生まれてきている。
そこで迎えるのが、本来ならば“序盤戦の大一番”と称されていてもおかしくなかった、鹿島との一戦である。今季はすでにFUJI XEROX SUPER CUP 2011で対戦しており、名古屋がPK戦の末に勝利。楢崎が鬼神のごときセービングを見せた一方で、完成度の面でまだまだ改善の余地を残す印象は拭えなかった。それは鹿島にとっても同様で、現在の両チームの陣容は、4ヶ月前とは大きくその様相を変えている。
名古屋が最も違うのは、戦術面での“交通整理”が明確になされたことだ。特に守備面でリトリートの意識を高めたことで、序盤戦に見られたプレッシングの空回りが激減。余計な体力を消耗せず、周囲に味方が増えたことでボールを奪った後のフォローも増え、ビルドアップも好転した。落ち着きを取り戻した王者は持ち前の攻撃力も復活し、9試合で18ゴールとコンスタントに得点を挙げられるようになっている。AFCチャンピオンズリーグを経て、磯村やU-22日本代表のエース・永井謙佑ら若手が“実戦配備”されたことも、前回対戦とは大きく違う部分だ。
一方、現在4勝4分5敗と調子の上がらない鹿島は、名古屋とは対照的にチーム状態を上げきれずにいる印象だ。6月上旬の中断を期に増田誓志や遠藤康、柴崎岳ら若手の積極起用に踏み切り、ツートップを興梠慎三と田代有三に組み替えたことで一定の“交通整理”はなされたようだが、持ち前の勝負強さが出てこない。それが若さによる経験不足なのか、他の問題なのかは判断しかねる部分だが、いずれにせよ老獪で硬軟自在の戦術を誇る“強い鹿島”はいまだ見られていないのが現状といえる。
さらには前節からのインターバルも、名古屋に対して有利に働くだろう。中3日の名古屋に対して、鹿島は中2日という厳しさ。コンディション面でも名古屋が優位に立つことはほぼ間違いなく、ゆえに試合展開も名古屋が支配し、鹿島がカウンターを狙うという名古屋ホームの定番となりそうだ。
その中で注目の選手、「HOT BALLER」を挙げるとすれば、やはり小川佳純となる。今季の公式戦全試合に出場する鉄人は、労を惜しまぬフリーランニングで攻撃を下支えしている。まだ無得点でアシストの数もそれほど多くないが、彼が作ったスペースを使って名古屋は攻め、彼が走ってつないだボールで名古屋はチャンスを作る。ハイクオリティーな走りを何度でも繰り返せる背番号10は、目立ちはしないが現在の名古屋に必要不可欠の存在だ。今節での活躍を予想すれば、鹿島のゴール前ではケネディと岩政大樹の激しいバトルが繰り広げられるだろう。その落としやこぼれ球を拾い、決定機につなげるのが小川の仕事になる。ひとつ決めればその後の爆発も十分に期待できるだけに、大いに注目しておきたいところだ。
誰もが認める強豪同士の対決は、チーム状態に関わらず好勝負になることも多い。昨季は同じ豊田スタジアムで鹿島に1-4の大敗を喫している名古屋にとっては、1年ごしのリベンジというモチベーションも少なからずあるだろう。何より「HOT6」で2戦しかない名古屋のホームゲームだ。今季ここまでのホーム成績は3勝5分。ホームで勝てていない王者が、地元サポーターに4度目の歓喜をプレゼントする。
■この試合注目のHOT BALLER:小川佳純(名古屋)
以上
2011.07.12 Reported by 今井雄一朗
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第4節 名古屋 vs 鹿島】プレビュー:今季2度目の対戦となる昨季タイトルホルダー同士の一戦。不敗記録を続ける名古屋に対し、鹿島が本来の老獪さを発揮してくるか、注目だ。(11.07.12)
- 2024 明治安田Jリーグ終盤戦特集
- アウォーズ2024
- 2024J1昇格プレーオフ
- J3・JFL入れ替え戦
- bluelock2024
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- FIFAワールドカップ26 アジア最終予選 特集ページ
- 2024天皇杯
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off