６月最後の３連戦を１勝２分と無敗で終えた栃木。中２日での連戦の疲労は大きく、選手は札幌戦後に２日間のオフを与えられました。近場に旅行に出掛けるなど各々が工夫を凝らし、心身の疲労回復に努めたそうです。

ブラジル人トリオはリカルド・ロボ選手とパウリーニョ選手の家族も含め、総勢11人でアキバ（秋葉原）に買い物へ。ちょっとしたツアーを引率したのは古川宏人通訳。お疲れ様でした。ブラジル人達の目的は、今をトキメクＡＫＢ48ではなく家電製品。日本が世界に誇るオタク文化には全く関心を示さず、ロボ一家は奥様が試合中のロボを激写するために一眼レフカメラを購入したそうです。
奥様に一眼レフカメラをプレゼントしたロボ選手、「Ｊ２白書２０１０」でパパラッチに扮した様子をご紹介させてもらったようにカメラ好き。去年、とにかくシャッターを切りまくったロボ選手は、シャッターを押すことに気を取られてピンボケ写真を連発していました。しかし、アキバでカメラの知識と技術を仕入れたのかは定かではありませんが、今年は被写体の魅力を余すところなく引き出しました。

今回の被写体になったのは阪倉裕二ヘッドコーチ。トレーニング後の充実した表情を見事に捉えた１枚に、「腕を上げたなロボ」と思う一方で、「人がインタビューしている間に勝手にカメラを使いやがって」なんて毒づいたりもしたり。まあ、カワイイ奴です。

カメラをおもちゃ代わりにして遊ぶということは、それだけ心に余裕がある証拠でしょう。それもそのはずで、６月は３戦連続を含む５戦４発と大暴れ。連戦の最終戦となった札幌戦では疲労が見て取れましたが、オフにリフレッシュしたようなので、蒸し暑い京都でも結果を残してくれるはずです。４月の京都戦では技術の高さを見せつける決勝ゴールを奪っているだけに、７月最初の一撃に期待しちゃいましょう。

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2011.07.09 Reported by 大塚秀毅