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【J1:第4節 新潟 vs 甲府】レポート:堅守速攻の甲府は連敗を4でストップ。新潟はミスが目立ち、連勝を逃す(11.07.07)

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7月6日(水) 2011 J1リーグ戦 第4節
新潟 1 - 2 甲府 (19:03/東北電ス/13,644人)
得点者:41' パウリーニョ(甲府)、52' ブルーノロペス(新潟)、71' 石原克哉(甲府)
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甲府が新潟を2-1で下し、連敗を4で止めた。前半41分にパウリーニョがフリーキックを直接決めて先制。1-1で迎えた後半26分には石原克哉の、J1では4年ぶりになるゴールで勝ち越した。新潟は後半7分、ブルーノ・ロペスのゴールで同点とするが、リードを奪うことはできなかった。

試合後の両監督の言葉が、それぞれの状況を的確に表現していた。「試合内容からすれば、勝ちは妥当」。淡々とした口調の中に、手応えをにじませた甲府・三浦俊也監督。対照的に新潟・黒崎久志監督は「悔しいを通り越して、情けない試合をしてしまった」と険しい表情を見せた。

甲府の思惑通りに運んだ試合だった。最初から引いて守備を固めるのではなく、敵陣に入りながらゲームを進めた。要所でしつこくプレスをかける。ミシェウ、ブルーノ・ロペスら新潟の攻撃のポイントを握る選手たちがボールを持つと、複数で囲んで奪う。バイタルエリアの前で新潟のボールを奪うと、すぐにカウンター。
前半41分にもらった、パウリーニョのフリーキックにつながるファウルは、相手にとって危険な位置でボールをキープする時間を続けた結果。後半26分の石原の決勝点は、ゴール前で相手のパスミスからボールを奪って決めたもの。パスをつなごうとする新潟の選手たちに対し、プレスをかけ続けた効果が出た。

石原にとっては2007年8月18日の第21節浦和戦以来のJ1でのゴール。「久しぶりなので、どう喜んでいいのかわからなかった」と笑う。相手のミスを見逃さない動きは「球際や1対1など戦術以外のことを意識していた」から。片桐淳至は「連敗中よりも、前にという意識がチームとして強かった」と言う。受け身になって守るのではなく、前に向かう気持ちでボールを奪いに行く。積極性が呼び込んだ勝点3だった。
新潟はその積極性を欠いた。球際では競りかけるが、粘り負けして結果的に甲府にボールを拾われた。前線にボールが入っても、甲府の守備陣に囲まれると、あっさりとボールを失ってカウンターを仕掛けられた。
「個人の運動量が少なかった。攻撃してもフォローが薄い」と酒井高徳。サイドで運んでも、フォローがなく攻撃は単発で終わる。選手間の距離が遠く、たびたびパスをカットされた。後半26分に許した決勝点もその流れ。自陣ゴール前で田中亜土夢が出したパスを、甲府・石原に奪われたもの。

「ここ数試合で、一番悪かった」と黒崎監督が語気を強めたのは、試合の入りだった。高い位置でプレスをかけて、その勢いで攻撃に厚みを持たせる。それを鉄則として臨んだはずだった。だが、ボールを奪いに行く位置があいまいなまま、連動性を欠いた攻撃を繰り返した。後半7分には酒井のロングパスを受けたブルーノ・ロペスが同点ゴールを決めたが、個人技で奪ったもの。チームが放ったシュートはわずかに4本だった。

連敗から脱出した甲府は、この日の試合内容を継続することが次のステップになる。新潟は6月25日の第18節C大阪戦から始まったホーム3連戦を1勝1分1敗で終えた。試合内容の波の大きさを解消することが、当面の課題になる。

以上
■この試合のHOT BALLER:石原克哉(甲府)


2011.07.07 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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