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【J1:第2節 磐田 vs 神戸】プレビュー:チーム内で激しい競争が繰り広げられている磐田が神戸をホームに向ける一戦。焦点は神戸のゲームプランにあり!(11.07.03)

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7月3日(日)J1 第2節 磐田 vs 神戸(19:00KICK OFF/ヤマハチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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「HOT6」と銘打たれた夏場の戦いが幕を開けるが、磐田は何よりチーム内の競争が“ホット”だ。U-22日本代表メンバーとしてロンドンオリンピック予選を戦った山崎亮平、山本康裕がチームに戻り、今週から全体練習をこなしている。彼らが戦列に戻り迎える7月最初のゲームは“リスタート”の一戦と言ってもいいだろう。この試合、先発メンバーの組み合わせが再考される可能性がある。焦点は前線+2列目だ。

国内外で厳しい戦いを経験し、磐田では今季開幕からコンスタントに先発出場を果たしてきた2人だが、定位置は保証されていない。それは彼らを脅かす存在が現れたことを意味している。その筆頭は大卒ルーキー・金園英学だ。代表組がチームを離れた第15節・柏戦から先発出場し、第18節・福岡戦までの4試合で2ゴール。結果を残すと共に試合を重ねるごとにチーム戦術にフィットし始めており、内容面も向上させつつある。また、同じく柏戦から4試合連続で左MFに入ったジウシーニョも得点こそなかったものの彼らしいアグレッシブなプレーを見せた。シーズン当初に比べ間違いなく状態を上げてきているブラジル人アタッカーもこの競争に加わる。柳下正明監督は「5人が3つのポジションを争うようになった」と話しているが、つまりは前田のパートナー役、左右MFの3カ所を先の代表組、金園英学、ジウシーニョ、山田大記の5名で争う状態となっている。FWに山崎、右MFに山本康、左MFに山田という布陣が今季の基本形。仮に前線に金園が入った場合、山崎を左MFにスライドさせ、山田、ジウシーニョと競わせる可能性もある。また、そうなれば山田を右MFにスライドさせ、山本康とポジションを競わせる可能性も。無論、山本康の本職がボランチであることも忘れてはならない。となると・・・。いずれにしても熾烈なポジション争いの答えはこの試合で出ることになる。キックオフ前に発表されるスターティングメンバーに注目したい。

対する神戸は前節・大宮戦で1-1のドロー。後半に先制し、さらにチャンスを作りながらも決めきれず、逆に大宮・東慶悟に同点ゴールを奪われアウェイで勝点1を得るにとどまった。この先、名古屋、G大阪、C大阪とタフな相手との連戦が控えるだけに7月最初の公式戦で勝利し、弾みをつけたいところ。ここ6試合未勝利と思うように勝点を伸ばせていない神戸だが、磐田との“噛み合わせ”はそう悪くはない。ポイントは彼ら“本来”の攻撃を出すか否かではないだろうか。柳下監督は神戸について「本来は速くてシンプルな攻撃」とした上で、今季は「つないでくる時がある」と見ている。神戸・和田昌裕監督がいかなる手を打ってくるかによるが、柳下監督は「長いボールを入れられた方が・・・」と言葉を濁す。

神戸とすれば昨季のホームゲームを思い起こすべきだろう。第11節に磐田と対戦し3-0という大差で退けているが、この試合では前線にロングボールを供給し、攻撃の糸口を見出した。今回の対戦では都倉賢というターゲットを負傷離脱で欠くことが気掛かりではあるが、この試合でも長いフィードのセカンドボールを狙う、という攻撃手段は悪い手ではない。また、同じく昨季第11節のゲームでは先制後、ビハインドとなり前掛かりに来た磐田の背後を突き、効果的なカウンターを続けた。この試合においても大久保嘉人、小川慶治朗、さらに前節途中出場ながらビックチャンスに絡んだポポなど、スピード感のあるアタッカー陣が揃っているだけに先手を取れれば優位に立てるはずだ。昨季、完勝と言ってもいい内容で勝利したホームズスタジアム神戸と似た展開が今節も彼らの理想のゲームプランとなるのではないだろうか。

磐田は8位、神戸は11位とそれぞれ中位で迎える“第2節”。上位を目指す上で互いに譲れぬ一戦となることは確かだ。

■この試合注目のHOT BALLER:金園英学(磐田)

以上


2011.07.02 Reported by 南間健治
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