6月22日（水） 2011 J1リーグ戦 第17節
清水 2 - 3 川崎Ｆ　（19:03／アウスタ／12,217人）
得点者：4' 稲本潤一（川崎Ｆ）、13' 山瀬功治（川崎Ｆ）、20' アレックス（清水）、44' 小野伸二（清水）、81' 小林悠（川崎Ｆ）
スカパー！再放送 Ch308 6/23（木）深00:00〜
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●中村憲剛選手（川崎Ｆ）：
Q:10人になってからの戦い方が非常にうまくいっていたと思いますが。
「そうですね。割り切って4-4-1で、しっかりブロックを作ってからカウンターということで、中を締めながら。それに対してエスパルスが前にかかってきてくれたので。もう少し中に入れながら外とやられるとイヤだったけど、全部自分たちの外でボールを回してくれていたので、正直あまり恐くなかったなと。むしろ、そこで引っかけてカウンターというのがはまったので、逆に向こうのほうがやりにくくなっていたのかなという感じがしますね。そのへんがひとつターニングポイントになった試合だったと思います」

Q:カウンターで1本縦に入れた時、そこで前線の選手がしっかりキープできるのは大きいですね。
「それは大きいですね。最悪取られても、ヘタな取られ方をしていないので、押し上げられるし。1人少ないからといって、前にボールが出たときに残っているんじゃなくて、しっかりついていってセカンドボールを拾おうと、10人でもそれはできるという話をしてました。10人になって、より走らないといけないというのを、みんなが自覚してやれたのは良かったと思います」

Q:そういう意味では、次に向けてさらに勢いがつく勝ち方だと？
「そうですね。体力的にみんなきつかったと思いますけど、元気な選手がやれば。オレもたぶん元気なので、頑張ります」

●矢島卓郎選手（川崎Ｆ）：
Q:今日の自分自身の出来は？
「もうひとつですね。全然動けなかったです。でも、良い形で2-0まではいけていたし、しっかり守りながらカウンターとかで3点目が取れればという展開でしたけど、ポン、ポンと取られてきつかったです」

Q:入り方はチーム全体として非常に良かったですね。
「そうですね。アウェイで勝ったことがないスタジアムやったというのもあるし、入りは集中できたと思うんですけど、自分もそうやし、リードしてからは空走りというか、動き出しが少なくなった部分があったと思います。取られ方が悪いと、ああやって押し込まれるなと思いました。簡単に攻めれそうやなという感じになったのが、逆にあかんかったなと、今になって思っています。逆に10人になってからはやることがはっきりして、引き分けでもしょうがないかなという展開やったと思うけど、勝てたのはでかかったですね」

Q:試合後の雰囲気は？
「良かったです。井川くん以外は（笑）」


●高原直泰選手（清水）：
「連戦で今日は気温が上がっていたので、ボーッと入りがちになると思って試合前にも言ったんですけど、やっぱりちょっと反応が鈍くて、立ち上がりで簡単に2失点してしまったというのは、やっぱりゲームプランを崩すし。その後でよく追いついたと思うけど、向こうが1人退場してから、冷静にギアを上げて、さらに圧力をかけていかないといけないところで、逆に全体が安心してしまって、逆に動きが止まってしまったかなという部分があったので。そのへんでちょっと若さが出たかなと。勝負どころで逆に落ちてしまったことが残念なところですね。ただ、次にまた大事な試合があるので、しっかり準備して、しっかり結果を出せるようにやっていきたいと思います」

Q:数的優位になってからの問題は、1人2人が気づいて言っても、なかなかチームを変えるのは難しいものですか？
「言ってはいたんですけどね。やっぱりどこかで安心というか、相手が1人少ないというちょっとした気の緩みというか、そういうのが出てしまうと、集中力がちょっとなくなるというかね。それで動きが止まって、パスコースがなくなったのかなと。で、簡単なミスをして、相手にカウンターを食らうという展開が多かったので。ちょっと一息ついてしまったというところで、勝負どころを見分けられなかったところが、今日は明暗を分けたんじゃないかと思います」

Q:今日は、技術というよりも気持ちの部分が大きかったと？
「今日に限ってはそうですね。勝負どころで集中して畳みかけていかないといけないところで、逆に雑になって、自分たちのやらなければいけないプレーを見失ったところがあったので。今日は負けてしまってもうしょうがないので、修正すべきところは修正して、次に生かせるようにやっていきたいと思います」

●小林大悟選手（清水）：
Q:今日は節目の200試合目でしたが
「ホームで負けたら意味はないですね。良い結果で、良い思い出にしたかったですけど……。それは試合前に監督も言ってくれていたけど、途中から入って結果的に負けたら意味はないので、切り換えて次に勝つしかないですね」

Q:相手が10人になってからの戦い方がなかなかうまくいってませんでしたが。
「そうですね。あそこでもっと落ち着いて、もっとボールを回して自分たちのペースにしなければいけなかったですけど……もう少し賢くやりたかったですね」

Q:そういう意味では自分自身も悔しさがある？
「そうですね。あそこでもっとゲームをコントロールしないと、自分はそういうポジションだし、そこは反省ですね」

Q:落ち着いてできなかった原因は？
「焦りましたよね。もう1点取りにいくということで」

Q:次の仙台は相当勢いがありますが
「ホームなので勝つしかないですね」

●アレックス選手（清水）：
Q:ゴールシーンを振り返ると？
「宏介から素晴らしいボールが来て、ボックスの中に入っていったら、誰もついてこなかったので。チームの士気が上がって、2点差を追いつくことにつながるゴールだったので、すごくうれしかったです」

Q:後半の戦い方については？
「今日は10人の相手に対して、良いプレーができませんでした。落ち着かなければいけないところで、うまくいかなくて逆にパニックになってしまって、相手にカウンターで良いサッカーをされてしまったと思います。疲れもあったとは思いますが。今日は負けてしまったけど、明日に向けて気持ちを持ち上げて、引き続き頑張りたいです」

●太田宏介選手（清水）：
Q:アレックス選手のゴールをアシストしたシーンを振り返ると？
「ある程度感覚で（クロスを）上げて、アレックスがちょうど空いているところに入ってくれたので良かったと思います」

Q:今、チームはどういうところが良くなっていると思いますか？
「連携も良くなってきたし、攻撃のバリエーションというか、攻撃のパターンも増えてきたと思います。それが点にもつながっていることは事実だし、そういう部分は今後も自信を持ってやっていこうと思います」

Q:気持ちの切り換えが難しい負け方かもしれませんが、どのように切り換えていきたいですか。
「すぐ試合があるので、もう今日の試合は忘れて、次に備えたいです」

Q:次は好調な仙台ですが
「（仙台は）今年調子がいい相手だけど、今日は悔しい思いをしているので、その分スカッと勝って、また波に乗っていきたいです」

以上