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【J1:第15節 仙台 vs G大阪】プレビュー:「攻」のG大阪を、「守」に磨きをかけつつある仙台はどういなし、料理するべく立ち向かうか。昼間の激闘の行方は?(11.06.14)

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6月15日(水)J1 第15節 仙台 vs G大阪(14:00KICK OFF/ユアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch180 後01:50〜
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トラウマの域とまでは言わないが、G大阪に対して最近の仙台は毎回、「華麗な点の獲られ方」を喫しているという印象がある。昇格決定の勢いに乗って、当時まだJ2の立場ながら準決勝まで進出した09年末の天皇杯(G大阪2-1仙台)でも、J1で7年ぶりの対戦となった昨年の第4節(G大阪2-2仙台)でも、そして力の差をまざまざと見せつけられた同18節(仙台1-3G大阪)でも。
今季、数の上で失点を大幅に減らし、柏の0.44に続き1試合平均失点0.78という、広島と並んで2位タイの結果を残している仙台は、今回こそG大阪の美しい攻撃を跳ね返したい。一方で、こちらでも首位の柏と並んでリーグトップの1試合平均得点2.00を記録しているG大阪にも、攻撃の切れ味が衰えているそぶりは全く無い。
ユアテックスタジアム仙台の照明設備が、東日本大震災の影響で未だ修繕されていない事情から、平日のデイマッチという異例の開催となった今節だが、好調の守備と攻撃のぶつかり合いという、明確な見所がある一戦となりそうだ。

まず「守」の仙台。一つ不安要素があるとすれば、今季新加入かつ、初の海外移籍ながら、開幕から堅守の中心としてゴール前の高く強い壁となっていてた曹秉局のコンディション。
元々、足首の負傷を抱えながらプレーを続けており、週末の試合間の練習でも別メニューで過ごす時間が多かった曹。しかし現在、リーグ戦は前節から16日間で5試合をこなす必要がある過密日程のまっただ中。今後を考えると、いくら強力な攻撃陣を擁するG大阪が相手とは言え、無理をさせることに心配もつきまとう。
13日にユアスタで行われた練習では、この曹のポジションに渡辺広大が入った。昨年は先発のセンターバックとして活躍しながら、今季はまだ公式戦出場ゼロと悔しい展開となっていた。「これからの連戦で、故障や疲労などを考えたら、これまで出番の無かった選手にもチャンスはあると思っていた。コンディションもいいし、早く試合に出たい」と渡辺。あくまで曹の状態次第という側面もあるが、彼の勇姿が久しぶりに見られるかもしれないとあれば、ひょっとしたら平日昼間の開催で若干の苦戦がささやかれているチケット売り上げにも変化が見られるかも…ともかく、DFラインがどうなるかは当日の注目点だ。

一方、仙台の課題である「攻」はどうか。厳密に言えば「追加点を奪いたい展開での戦い方」が、今の仙台の改善点である。
前々節の横浜FM戦、そして前節の神戸戦、ともに先制したものの後半に追いつかれて勝点3を逃すという展開だったが、どちらかというと課題は、無失点で守りきれなかったことというより、追加点を奪えなかったこと。そして、手倉森誠監督が特に神戸戦に関して認めているように「チームとして2点目は欲しかったが、その際にバランスを崩して前に(攻めに)出てしまった」という、追加点を獲りに行く過程でのチーム内の乱れだと指摘できる。
その反省からか、疲労を考慮して通しでの紅白戦を行わなかった13日の練習でも、自陣でブロックを組んでの守りを徹底した後に、しっかりと敵陣まで攻めきるというトレーニングは行われていた。
攻撃が自慢のG大阪だが、今季ここまでのリーグ7戦で完封は1試合も無し。90分の中でいくつか現れるだろうつけいる隙をものにできれば、仙台は3試合ぶりの勝利にぐっと近づける。

仙台と対照的に「攻」のG大阪は、仙台のこうしたブロック守備をいかにこじ開けるかが見所になる。 
冒頭にも触れたが、本当に仙台戦でのG大阪は、憎たらしいばかりに仙台の守備を切り裂いてきた。仙台がリードを奪う、あるいはなんとか同点に追いついた直後、気を引き締めて自陣の守備を再構築しようとした矢先に、足元での高速パス回しからまるで魔法でも使ったかのように仙台守備に亀裂やスペースを生じさせ、ゴールを奪い去って行く。
あくまで個人的な注目点だが、仙台が手倉森監督就任4年目の今季、本当に理想とする「手堅さ」を手にしたかどうかの試金石に、このG大阪に対し今まで通り好き勝手にやらせてしまうのかどうかという点はなり得ると考えている。前述の曹だけでなく、同じく新加入ながらボランチとしてチームを引っ張り、中盤や中央部の守備クオリティーを大きく高めた角田誠など、これまでの仙台との「違い」を生み出せる存在はいるだけに、どう対抗するのかは楽しみとも言える。
前節、短い出場時間となった遠藤保仁が、今節はおそらく先発起用されるという話からも、守備の熟成を試す相手として、今節のG大阪は申し分ない。まして今の仙台には「開幕9戦無敗」という、途切れさせたくない記録もある。

明日の仙台、試合時間の14時辺り、気温は20度を超える程度だが、湿度がことのほか高いという予報も。すでに体力的に苦しい中での一戦は双方にとって負担も高いものになるだろうが、それを回避する両監督の采配も含め、注目点は多い。

以上
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