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【J2:第16節 千葉 vs 岐阜】レポート:前節からの変化と選手交代が奏功し、記念試合を勝利で飾った千葉。岐阜は復調傾向の攻撃も決定力不足で、守備は千葉の圧力に屈して敗戦。(11.06.13)

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6月12日(日) 2011 J2リーグ戦 第16節
千葉 3 - 1 岐阜 (16:05/フクアリ/8,802人)
得点者:29' 米倉恒貴(千葉)、34' 田中秀人(岐阜)、59' 深井正樹(千葉)、64' マークミリガン(千葉)
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千葉にとってクラブ創立20周年の記念日の翌日に開催された今節は、攻守の問題点を改善し、昨季は果たせなかった『J1復帰』に向けて仕切り直しを図る一戦だった。21年目の最初の公式戦でもある大事な試合で千葉は勝利を収め、再スタートを切った。

今節の千葉は、前節は不在だったDFマーク ミリガンがセンターバックに、前節は後半からの出場も戦術の問題でプレーは19分間と悔しい思いをしたMF太田圭輔が右サイドハーフに入った。一方、岐阜は前節と同じスタメンだが、前節は左サイドハーフのMF染矢一樹と右サイドハーフのMF菅和範の位置を入れ替えた。守備力を比較して狙い目と考えた千葉の左サイドをスピードで崩そうとする意図がうかがえた。だが、ディフェンスラインの背後のスペースを突く攻撃、特にFW嶋田正吾からFW押谷祐樹へのスルーパスが目についた岐阜だが、序盤はパスの精度を欠くなどしてフィニッシュまでが遠かった。

岐阜のボールロストが多い分、ボールを長く保持できた千葉は、6分の太田のシュートを皮切りに岐阜ゴールへ何度も迫った。スピードを生かした縦の突破が多い太田だが、今節はペナルティエリアの中へ仕掛けてシュートする姿が目立った。千葉の前節の反省点である攻撃の連動性を高めようとする過程での変化の一つだった。

それでも、9分のCKからのオーロイのヘディングシュートがファウルでノーゴールになるなど、なかなか得点できない千葉。フィニッシュまでいけないと「千葉にボールを持たれても我慢してカウンター攻撃を狙っていた」(押谷)岐阜の餌食になりかねない中、29分にMF米倉恒貴が待望の先制点をゲットする。ボールを奪取したFW深井正樹、オーロイとパスをつないでのゴールで、深井の粘り、選手の距離感の良さがあってのものだった。

だが、マーク ミリガンが治療でピッチの外に出ていた34分、岐阜は染矢のCKにDF田中秀人がうまく動いて頭で合わせて今季初ゴール。岐阜が第12節以来の得点で同点に追いついた。その直後の35分、岐阜はCK後の流れからペナルティエリアの右サイドを突破した菅が決定的なシュートを放つが、一瞬無人になった千葉ゴールにマーク ミリガンが戻ってクリア。この日のマーク ミリガンは、後半には得点機を作られそうな場面で何度か岐阜のパスをスライディングでカットし、勝利に貢献した。

次の『1点』が勝敗を左右しそうな展開で、56分、千葉は足を痛めた太田に代わってFW林丈統を入れる。常にゴールを目指して勝負する林のプレーが、やや停滞感が見えていた千葉の攻撃を活性化。59分の深井による千葉の追加点は、林自身は「狙いよりも若干ズレていた」と話すも「メッセージがこもっていた」(深井)林のパスから生まれた。

岐阜は、61分に負傷やコンディションの問題で前節が今季初スタメンの菅(交代時は痛みをこらえるような表情)に代えてFW佐藤洸一、70分には染矢に代えてFWブルーノを入れて得点を狙った。ブルーノのスピードとテクニックは千葉に脅威を与えたが、千葉のGK岡本昌弘の好守もあって追加点はならず。シュートは13本と攻撃は復調傾向も決定力不足が響き、相手の圧力を押し返せずにシュートを浴びる守備で4連敗となった。

深井のCKのボールを空中で右足のつま先で押し込んだマーク ミリガンのJ初ゴールも生まれ、スコアは快勝の千葉。攻撃の組み立ての連係、1対1の局面の守備とその状況を作ってしまった組織守備、個人の技術のミスを減らし、勝利の内容を向上させてほしい。

以上

2011.06.13 Reported by 赤沼圭子
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