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【J2:第14節 千葉 vs 大分】プレビュー:攻撃面の課題をクリアして大分の堅守を破り、攻め勝ちたい千葉。チームのベースのゾーン守備を意識しつつも「勇気を持って」チャレンジできるか。(11.05.29)

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5月29日(日)J2 第14節 千葉 vs 大分(16:00KICK OFF/フクアリチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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3試合連続での試合終了間際の劇的な決勝ゴールもあって、J2リーグ戦第12節終了時に首位に浮上した千葉。その勢いを生かして第13節熊本戦に臨んだが、熊本の高木琢也監督にしっかりと対策を講じられてしまった。3分にDFマーク ミリガンのロングスローからDF竹内彬の2試合連続得点で先制した千葉だが、攻撃のキーマンのFWオーロイを熊本のセンターバック2人に抑えられた。蒸し暑さも影響して運動量の少ない千葉は、セカンドボールへの対応で出足の鋭い熊本の後手を踏み、試合の主導権を熊本に握られた。失点はマーク ミリガンのクリアミスを熊本のFW長沢駿に決められた1点のみだったが、終始、熊本の効果的なサイドチェンジを交えたパスワークとサイドアタックに苦戦。結果は1−1の引き分けでも、千葉はかろうじて勝点1を手中にした一戦だった。

今節はまずオーロイの出来次第ではあるが、オーロイ不在時、もしくはオーロイが封じられた時の攻撃のオプションを体現できるかがポイントになる。チームのベースのゾーン守備を意識してか、今季の千葉は攻撃時にあまり選手が流動的にポジションを変えないが、前節の終盤にはMF米倉恒貴のドリブルでの仕掛けやMF佐藤勇人の飛び出しでチャンスを作りかけた。選手間の適切な距離を意識しながらも、相手の守備網を破るための思い切った動きも必要だ。DF竹内は自分の攻撃参加について「状況を見ながら勇気を持ってやりたい」と話すが、攻撃陣もいかに「勇気を持って」チャレンジできるかが重要になる。

また、千葉にとって大分は、昨季のJ2リーグ戦で2勝、J1リーグ戦の通算対戦成績は11勝2分1敗と相性のいい相手だ。今季の成績を見ても、千葉は5勝1分1敗で首位であるのに対して、大分は2勝3分2敗の10位。だが、大分は第12節ではそれまで無敗だった栃木を1−0(得点者はMFチェ ジョンハン)で破り、第13節では第12節で4−0と大勝した東京Vを無失点に抑えてスコアレスドロー。守備陣が粘り強いプレーで調子を上げている。特にGK清水圭介は、第13節では自分のファウルで東京VにPKを与えてしまったが、キッカーの東京VのFW平繁龍一の癖を知っていたこともあってPKを見事にセーブ。他の場面でも好守を見せて、2試合連続無失点に大きく貢献している。

大分の堅守を崩せるかが、千葉が勝利を得られるかどうかのカギとなるが、一方で大分の攻撃にしっかり対応できるかも注目点だ。プレースキッカーを務めるボランチのMF宮沢正史はスルーパスでもチャンスメークできるし、FW森島康仁のパワフルなプレーやMF西弘則のドリブル突破は守備陣には厄介だ。また、FKの場面では精度の高い宮沢の左足に加え、豪快なブレ球シュートを打つチェ ジョンハンの右足もある。千葉はなるべく高い位置でのボール奪取を心がけ、自陣のペナルティエリア前で大分にFKを簡単に与えないようにしたい。さらに、前節は熊本に攻め込まれたサイドのケアにも注意したい。

上位チームの勝点差はほとんどなく、1試合の結果で順位は簡単に入れ替わる。シーズンはまだ長いとはいえ、千葉は前節で引き分けても首位のままでいられたのならば、最終節終了時までずっと首位でいてほしい。今節は攻撃面の課題をクリアして大分に攻め勝ち、首位の座を維持する千葉の姿が見たい。

以上

2011.05.27 Reported by 赤沼圭子
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