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【AFCチャンピオンズリーグ2011 G大阪 vs C大阪】G大阪側レポート:ラウンドの16の壁をまたしても破れず、ホームで今季初の黒星(11.05.25)

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5月24日(火) AFCチャンピオンズリーグ2011
G大阪 0 - 1 C大阪 (19:00/万博/16,463人)
得点者:88' 高橋 大輔(C大阪)
チケット情報 | ACL特集
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ガンバ大阪が死力を尽くした戦いは、『敗戦』という結果で幕を閉じた。試合終了のホイッスルが吹かれた瞬間、今季初めての『敗戦』を喫した万博記念競技場のピッチに選手たちが悔しさをにじませる。呆然と立ち尽くす選手、腰に手を当てたままフリーズしたように動けない選手。下を向いて顔を上げられない選手。仰向けになったまま起き上がれない選手。その姿に、3年連続して『ラウンド16』の壁を破れなかった選手たちの、『悔しさ』という言葉では到底、片付けられないであろう想いを見た。

立ち上がりからペースを握られた。激しいセレッソ大阪のプレスに圧倒されるように、中盤でもパスミスが続く。そこから転じられてC大阪に攻め込まれるシーンも続き、開始15分くらいまでは完全に後手を踏んだ展開になる。落ち着きを取り戻したのは20分過ぎから。ようやくポゼッションを取れるようになり、攻撃の形を作り始める。フィニッシュまで持ち込む回数も増えるが、1本のパスに、展開に、わずかながらズレを感じるシーンも多い。何よりフィニッシャーの1人であるFWアドリアーノが、古巣であるC大阪の守備に手こずるシーンが目立ち、前線でボールが収まらない。それによっていつものような連動した仕掛けも少なく、ゴールが遠い。
それでも立ち上がりの苦しい時間帯を凌ぎ切り、無失点で折り返せたことは、後半、盛り返すためのプラス材料だったと言える。

反撃に出るはずの後半も、立ち上がりからC大阪の勢いに圧倒される。相手が1トップから2トップに変更したことによる戸惑いがあったとは思えないが、結果的に縦への勢いをさらに増したC大阪の攻撃に翻弄される展開に。「前線でポイントを作られて、マルチネスやキム・ボギョンにいいポジションでボールを受けられるようになってしまった(西野朗監督)」との言葉通り、前線にボールが収まらないG大阪とは違い、前線のFW2人がしっかりと起点になったC大阪に、厚みのある攻撃を仕掛けてられ、防戦一方の時間が続く。運動量という点でも後半は完全にペースダウン。直近のJ1リーグから、中3日で試合を迎えたC大阪と、中2日で試合を迎えたG大阪と、『1日』の違いだけが影響したとは思わないが、個々の走る距離、走力という点でもC大阪に上回られてしまう。

それでも、この一戦に賭ける思いを示すように、ショートカウンターによる仕掛けから、少ないながらもビッグチャンスを作り出すが、C大阪のGKキム・ジンヒョンを中心とした守備陣の堅守もあり、また放ったシュートが不運にもポストに嫌われるなどしてゴールを奪うことができず。
そうして耐えに耐えながら試合を運んでいた終了間際の88分、C大阪のDF高橋大輔に右サイドの角度のないところからゴールを決められてしまう。時間帯もさることながら、試合の流れからしても、重すぎる失点。
それでも、最後の力を振り絞るように、終盤はDF中澤聡太を前線に上げるなどして攻撃の糸口を見出そうとしたG大阪だったが、最後までC大阪の砦を切り崩すことができずに、0−1で試合終了。現時点で持ちうる全ての力を出し切って、実現を目指した2度目のACL制覇の夢は、今年もまたラウンド16の舞台で潰えた。

以上


2011.05.25 Reported by 高村美砂
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