Jリーグ初のデジタルカードゲームとなる「FOOTBALL ALLSTAR'S」。
今回、J's GOAL編集部では、ゲームの開発元であるコナミデジタルエンタテインメントを突撃訪問し、開発スタッフの方へのインタビューを実施。ゲームの魅力や開発の舞台裏などに迫った。

Q:早速ですが「FOOTBALL ALLSTAR'S」の魅力について、教えてください。
「もちろんJリーグ初のデジタルカードゲームということは大きな魅力だと思いますし、強調したい部分です。実際に存在するリアルな選手同士を戦わせることができますし、普段味わえないような選手の組み合わせを楽しむこともできます。自分の好きなようにチームをつくること、つまり自分が応援している、サポートしているチームをゲーム上で再現するもよし、代表クラスの選手を集めたドリームチームを作るもよし、また自分にとっての思い入れのある選手を集めてチーム編成するもよしと、とにかく色々なチームを作ることができ、それぞれみなさんのカラーを出せるのではないかなと思います。
また監督やGMになった気持ちでチームを運営する、それをPCや携帯から簡単にできる、という点はサッカーが好きであれば、どなたにとっても面白いのではないかなと。より多くのみなさまにプレーしていただける商品であると思いますし、そこが一番の魅力だと思っております」

Q:ゲーム開発で、こだわった点は？
「PCと携帯の両方で遊べるという部分をしっかりと打ち出していくため、やはり「簡単」であることにこだわりました。例えば（ゲームとして）カードの育成要素に偏っているだとか、試合の操作性に偏っていたりだとかすると、そのゲームはやはりサッカー好きでゲームも好きな人たちだけのものになってしまう。そうしないようにするために、サッカーゲームであっても試合の操作性をなくし、簡単に楽しめるように、敷居を低くしました。こうすることで多くのファン・サポーターの方にやっていただけるようになったと思います」

Q:ゲームのバランスなど、数多くの難しい要素があったと思いますが、開発面で一番苦労したのはどういった部分でしたか？
「実際の選手のみなさんを強い弱いで分けるという意味では決してないのですが、あえてゲームを分かりやすくご説明するということで言わせていただくと、“強いカードを集めれば勝てるゲーム”にはしたくなかったという点で苦労しました。
カードゲームである以上、選手それぞれのカードには能力がついており、強い、弱いがあります。ただ、FOOTBALL ALL STAR'Sは、それだけで勝負は決しません。同じチームの選手を集めることで発生する純正チームや選手間のコンボを多めに設定し、選手の使い道を増やす工夫を行いました。さらにそれに加え、多様な成長機能があります。カードの能力設定が若干低い選手たちであっても、コンボを駆使したり、成長することによって、ワンランク上の選手に太刀打ちできるようになっているのです。チームプレーや組織のチカラといったものをみなさんに体感していただけるように作りました」

Q:純正コンボや様々なコンボが発動するとなると、サポーターとしても楽しめそうですね。
「はい、そうなってもらえるとうれしいです。自分の好きな選手や思い入れのある選手をとことん使い込んでプレーしていただけるのと同時に、その選手に絡む色々なコンボや成長のバリエーションも楽しんでいただけるかなと思っています。遊び方は本当にいろいろあるのではないでしょうか。人それぞれゲームに求めることは違うと思いますが、そのような色々なゴール地点に応えられるゲームだと思っております」

Q:第1弾として発売される各クラブの11人の選定基準は何だったのでしょうか？
「純正のチームとして面白く戦えるように、ということを考えつつ、ゲームバランスを見ながら、スタッフみんなで改めて選手の勉強をしたり、データを集めて判断し決めました」

Q:第1弾に入らなかった選手たちも、第2弾で登場するのでしょうか？
「はい。第2弾に関しては、今シーズンに移籍した選手、また各チームに新加入した選手たちをフューチャーし、多く登場させようと思っています。ここだけの話、レアリティ（希少度）のグレードも高い選手が多くなるんじゃないかな」
【後編へ続く】

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