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【AFCチャンピオンズリーグ2011 鹿島 vs シドニ】オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.05.10)

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5月10日(火) AFCチャンピオンズリーグ2011
鹿島 2 - 1 シドニ (15:00/国立/3,164人)
得点者:26' マット・ジャーマン(シドニ)、64' 大迫 勇也(鹿島)、84' 野沢 拓也(鹿島)
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●オズワルド オリヴェイラ監督(鹿島):
Q:フェリペ ガブリエルが途中出場してからペースが上がったと思うのですが、前半からの沈滞はなにが原因だったのでしょうか?
「同意はしますが、まず見ていただきたいことがあります。それは、今日の試合にあたってレギュラーだったり、ベンチメンバーといった選手が6名いなかったことがあります。11から6を引くと考えればチームの半数以上がいないわけです。当然ながら若手は育ってきておりますが、まだ成長段階にいます。僕は信頼して送り出しましたし、期待もしています。また、フェリペが怪我の連続だったので90分できる状態ではないこともありました。膠着状態の拮抗した時間があって、そこから自分たちの時間に持っていくためにフェリペを使う、という形が僕の中にあったので、そこからテンポアップしたり、自分たちのらしさを出すことができたのではないかと思います」

Q:今日の試合を勝利しましたが、グループリーグで負けなかったことを含めて全体的な評価をお願いします。
「ひとつは、抽選があって組み合わせが決まった時、非常に厳しいグループに入ったというのが率直な感想でした。例年はタイだったり、ベトナムやシンガポールという国のクラブが入って、多少、グループ内にレベルの下のクラブが入ることがありましたが、今年に関してはシドニーFCというオーストラリアのクラブが入って、グループ内の競争力が高くなり、タフで厳しい試合を強いられました。

また、地震が起きてしまい、16日間の中断期間がありました。キャンプを終え、少しずつピッチに選手を送り出していって、ハリや筋肉痛が抜け始め、連携を高めながらメンバーを入れ替えつつ調整していこうという矢先に、その過程を止められてしまったことは少なからず影響があったと思います。うちの選手たちはプロ意識が高く、それぞれ自主練を続けるということでしたので、それに対する指示は出しましたし、ケアして欲しいところも出しました。

その後試合が再開し、上海戦を含めて考えますと3連戦のアウェイ、3連戦のホームということになりましたが、この国立競技場での試合であり、カシマスタジアムではやれませんでした。ある意味アウェイというか、ニュートラルな状況になってしまいます。被災された地域とは違う場所でやることになりますので、気持ち的に入らないところが部分的にはあったかもしれません。時間的な問題もあり、来場できるお客さんも限られたところもありますし、雰囲気の部分でも足りないところがありました。やむを得ない中断期間を考えていくと、このグループリーグ突破ということについて、今回に関しては良い評価をしていただいても良いのではないかと思います。いろんな困難な状況があったなかで、負けずに来れましたし、前節でグループリーグ突破を決めることができたことを考えても、選手たち、クラブ、我々現場のスタッフの仕事や努力を評価しても良いのではないかと思います。

今回のグループをもっと深く言いますと、水原さんはKリーグのベスト11と言われる選手を集め、そのなかに現代表の4名の選手を加入させて、このACLに賭けてきました。また上海申花さんも、非常に優秀なCリーグの選手を集めてますし、外国人選手も補強しています。登録が間に合わず出場は出来ませんでしたが、意気込みが伝わってきます。シドニーFCに関しても、非常に優秀な人材がいます。それは例えば、前回アウェイで対戦したときにはいなかった選手が3名いました。そのときは3-0で勝つことができましたが、それだけの負担があったはずです。今回、その3名が出場して、これだけ厳しい試合を強いられました。我々のレギュラークラスの選手が6名いないことを考えれば、どれだけ厳しい状況におかれたのかを理解することができると思います。今日も、残念ながら失点の場面で中田選手を失いましたし、今後の検査でどれくらいの治療期間がかかるのかわかると思います。これだけいろんな厳しい条件や状況のなかで、戦って来た成果を素直に評価して頂ければと思います」


Q:野沢選手の逆転のFKが入る前に監督が壁の選手に指示を送っていたと思いますが、どんな指示を送ったのでしょうか?そのあと野沢選手がゴールを決めたことと繋がりがあったのでしょうか?
「当然ながら野沢選手がFKからゴールしていることも相手は分析しているでしょうし、だいたい壁の基準から2番目か3番目の選手がジャンプしてそれを防ごうとしているわけですから、これに対して我々も対策を取らなければいけません。ジャンプのタイミングをずらすとか、いろいろな工夫をすることになります。ピッチコンディションを考えると、教訓や経験が彼の中にあったのだと思います。僕からは下を蹴れ、という指示は出していません。冷静にあの状況を分析し、彼の感性でああいう選択になったのだと思います」

Q:鹿島が何度も阻まれている「壁」であるラウンド16まで2週間、修正しておきたい課題などがありましたら教えて下さい
「壁ということは恐らくメディアのみなさんしか感じていないことであって、我々はトラウマとしても壁としてもとらえていません。それは何故かというと、このACLという大会は年々厳しい大会になっています。前回もラウンド16で止まったところは前年のアジア王者との対戦でした。別に恥じることではないですし、ラウンド16にいけないクラブが多いなかで、我々は3年連続でそこまで行っているわけです。恥をかいているとも感じていませんし、厳しい戦いの中でそこまでいけていることを評価するべきだと思います。年々、厳しくなってきていますが、常に上を目指す考えに変わりはないです。またラウンド16だけを越えればいいとも考えていませんし、選手たちもそういった考えは一切ないと思います。つねに1番になることを目標として全員が取り組んでいる次第です」

Q:伊野波選手について。1点目(同点ゴール)の場面で、彼はすばらしいオーバーラップでクロスをあげました。またその前にも大迫選手を追い越して最前線までいったプレーがありました。あれはオリヴェイラ監督の指示なのですか?
「それぞれの選手に、それぞれの武器や特長があります。彼の場合はスタミナが非常にあって、他の選手が疲れているときに走れるため、良い判断が出来るしスピードもあります。僕はチャンスがあればそういうことをやってもいい、と言っています。特にCKのあとのカウンターの場面では、彼が一気に飛び出していくことを見ている方も多いと思います。あとは、選手のタイミングというのは僕がいちいち今だ、と言うわけにはいかないので、その選手の感性になるのではないかと思います」

以上
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